猛打賞を受賞するバッターだって「良くて打率は4割」だということを理解しよう。
ビジネスプロデューサーの齊藤直です。
先日、学園生に「●●さんは、いつも失敗(エラー)を避けていますが、それって成功も避けていることに気づいていますか?」とお話をしました。
失敗(エラー)を避けている人は、成功も避けている
スポーツでも商売でも何でもそうですが、失敗(エラー)とはそもそも成功の一部で切っても切り離せないものです。
これ、成功体験の多い人は既知のこと。
しかし、成功体験の少ない人は、どうにかこうにか失敗(エラー)をせずに成功を手に入れようとします。
はっきり言っちゃうと、これ無理です。
猛打賞は3割
野球に「猛打賞」ってありますよね。
あの猛打賞って、読んで時のごとく「猛烈に打ったで賞」なのですが、その「猛烈に打った」って、どのくらいかご存知ですか?
答えは・・・猛打賞を受賞するバッターの打率は、超ぉ高くて4割。平均は3割台です。
つまり、猛打賞を受賞するバッターも10回バッターボックスに立ったら、6回か7回は失敗しているわけです。
それでも、「猛打賞」なんです。
この視点で考えると、失敗(エラー)をせずに成功を手に入れるって、10打数10安打(=打率10割)ということでしょ。
そんなもん、ありえるわけ無いのです。
失敗(エラー)は成功への近道切符
ちなみに、ビジネスプロデュースを通して皆さんの商売づくりのお手伝いをしている齊藤は、「失敗(エラー)は成功への近道切符」だと考えています。
ですので、学園生にも、どんどん失敗(エラー)をしてもらいます。
あ、どんどん失敗(エラー)をしてもらうと言っても、致命的な失敗(エラー)はNGなので、細かい失敗(エラー)を早期に沢山してもらうようにしています。
これをすることで、
・商売の経験値が高まり
・どうしたら失敗(エラー)が減るのかが体感でわかるようになり
・成功が向こうからドンドン近づいてくる
のです。
ぜひ試してみて下さい。
成功を手に入れられない人はいない?
こういうお話をすると「つまりは、成功を手に入れられない人はいないということですか?」という質問をいただきそうなので、先に書いておきます。
成功を手に入れられない人は・・・います。
上記にお話をした「細かい失敗(エラー)」ができない人は、成功を手に入れることができません。
個人的にはとても不思議なのですが、世の中には、怖くて怖くて細かい失敗(エラー)をすることができない人がいます。
これは、転ぶことを恐れている赤ちゃんが歩けるようにならないのと同じです。
「そんな赤ちゃん、いねーよ!」という声が聞こえてきそうですが、そう、そんな赤ちゃんいないのです。
人はもともと失敗(エラー)をしながら経験値を高め、成功するようにプログラミングされているのです。
にもかかわらず、不思議なことに人は大人になるにつれ、プライドができたり人目を気にしたりするので、失敗(エラー)するのが怖くなります。
不思議ですね。
でも・・・何も怖がることは無いのです。
だって失敗(エラー)をしたら命を取られるなんていうことは、ほぼすべての仕事で無いのですから。
だったら、とっとと細かい失敗(エラー)をして、成功をこちらに近づけるほうが圧倒的にいいですよね。
今日からは、細かい失敗(エラー)をどんどんしてみることを、齊藤は強くオススメします。