一生労働し続けなければいけない人生=リスク
少食の末っ子坊主がお昼にお寿司を食べたいと言うので、「どうせ半分は残るだろうから」とスーパーでお寿司を1人前だけかって帰宅したら、末っ子坊主が「たまご」と「がり」以外は全部食べたので、結果僕の昼食が「たまご」と「がり」になったビジネスプロデューサーの齊藤直です。
今日はお知らせ。
週明け19日(火)から久しぶりに1to1コンサルティング募集をします。
1to1コンサルティングでは、「上を目指して商売を頑張れる人とのみご一緒したい!」と、日頃から話してます。
こういう話をすると「上を目指すだけが正解ですか?」という声をいつももらうので今日は、『メキシコの漁夫』という話をお届け。
メキシコの漁夫
メキシコの海岸沿いの小さな村に、MBAをもつアメリカのコンサルタントが訪れた。
ある漁師の船を見ると、活きのいい魚が獲れている。
コンサルタントは聞いた。
「いい魚ですね。漁にはどのくらいの時間かかるのですか?」
「そうだな、数時間ってとこだな。」
「まだ日は高いのに、こんなに早く帰ってどうするのですか?」
「妻とのんびりするよ。一緒にシエスタを楽しみ、午後にはギターを弾きながら子供と戯れ、夕暮れにはワインを傾けながら妻と会話を楽しみ、それで、寝ちまうよ。」
それを聞いてコンサルタントは、さらに質問をした。
「なぜもう少し頑張って漁をしないのですか?」
漁師は聞き返した。
「どうして?」と。
コンサルタントは答える。
「もっと漁をすれば、もっと魚が釣れる。それを売れば、もっと多くの金が手に入り、大きな船が買える。そしたら人を雇って、もっと大きな利益がでる。」
「それで?」と漁師は聴く。
コンサルタントは答える。
「次は都市のレストランに直接納入しよう。さらに大きな利益がうまれる。そうしたら、この小さな村から出て、メキシコシティに行く。その後はニューヨークに行って、企業組織を運営すればいいんだよ。」
「そのあとはどうするんだ?」漁師はさらに聞いた。
コンサルタントは満面の笑みでこう答えた。
「そこからが最高だ。企業をIPOさせて巨万の富を手に入れるんだ。」
「巨万の富か。それで、そのあとはどうするんだい?」と漁師は最後に質問した。
「そしたら悠々とリタイヤさ。小さな海辺の町に引っ越し、家族とのんびりシエスタを楽しみ、午後にはギターを弾きながら子供と戯れ、夕暮れにはワインを傾けながら妻と会話を楽しむ。のんびりした生活を送れるのさ。」
漁師は笑い、一言いった。
「・・・・そんな生活なら、もう手に入れているよ。」
この話の読解は自由
メキシコの漁夫の話、あなたはどう読解しましたか?
この話を読んで「このコンサルタントは頭でっかちのバカだな。」を思う人もいるでしょう。
また、「この漁夫、いい人生送ってるな。」と思う人もいるでしょう。
ちなみに僕はこの話を読んで、「この漁夫にコンサルタントの話を理解する知識と理解力があれば。」と思いました。
「はっ、どういうこと?」という方は、続きをどうぞ。
一生労働し続けなければいけない人生=リスク
漁夫が言う「1日数時間働いて必要最低限だけのお金を稼ぎ、その後は妻とシエスタを楽しみ、午後は子供と戯れ夕暮れにはワインを傾けながら妻と会話を楽しみ寝る。」という人生は、別の言い方をすると「一生労働し続けなければいけない人生」ということ。
日々労働するのはとても尊いことかもしれませんが、一生労働し続けなければいけない人生とは、「常にリスクと隣り合わせ」という事実がある。
一生労働し続けなければいけない人生がなぜリスクなのかと言うと、「事故や病気にあったら今の収入が0になり、一瞬にして路頭に迷うから」。
「事故には遭わないし、大病もしないよ。」という人には・・・もう少し現実的な話をしましょう。
「働けない日」は、突然訪れる
あなたは健康で何も問題なく生きることができたとしましょう。
しかし、「親の介護がある日突然始まった」とか「子どもが病気になりつきっきりの看病が必要になった」なんていうのは、人生には普通にあること。
介護に関しては問題がかなり深刻で、今日の日本では、介護のために離職せざるを得ないという人が後を絶たず、また介護にお金がかかりすぎて「介護破産」をする人も右肩上がりに増えてます。
別に脅かす気はありませんが、働いている以上「稼げるときに稼いでおいて悪いことは何もない」ということは、よく理解しておくべきこと。
こと『自営業者』に関しては、自分が働けなくなったときに守ってくれる人は誰もいません。
そのため、稼げるときにしっかり稼ぎ「自分が働けなくなったときのための資産形成」を行っておくって超重要。
こういう重要なことは学校で全く教えてくれないんだけど、本当に本当に重要なので是非覚えておいてください。
二人の労働者
世の中には沢山の労働者がいますが、実はこの労働者って2種類しかいません。
その2種類とは、「働かなくちゃいけない経済状態だから働く労働者」と「働かなくてもいい経済状態を手に入れた上で働く労働者」です。(正しくは、前者を労働者といい後者をビジネスオーナーや投資家という。)
上記、「働かなくちゃいけない経済状態だから働く労働者」と「働かなくてもいい経済状態を手に入れた上で働く労働者」は、同じ労働者でも月とスッポンの違いがあります。
ここで、メキシコの漁夫の話に出てくるMBAコンサルタントの話をもう一度読んで見てください。
--- ✂ --- 以下はMBAコンサルタントの話を読み直してから読んでね。 --- ✂ ---
まぁ、IPO(株式上場)するっというのはちょっと話がぶっ飛んでいるように聞こえるかもしれませんが、このコンサルタントが言いたかったことは、上に齊藤が話した「働かないといけない経済状態だから働くことと、働かなくてもいい経済状態を手に入れてその上で働くのとでは、月とスッポンレベルで意味が違うよ。」ということだと、僕は考えます。
個人的には、特別な狙いが無いのならIPOはしなくていいと思うんだけど、「働かなくてもいい経済状態を手に入れること」は、全自営業者がすべきだと思うわけ。
1to1コンサルティング
そうに考えているので、僕は「1to1コンサルティング」に超ガチンコ(超本気)です。
1to1コンサルティングでは、初回の対面コンサルティングで半年後・1年後のビジョンづくりはもちろん、5年後10年後のビジョンも描き、そこから逆算して戦略づくりに取り掛かります。
先に言っておくと、多くの場合僕がつくる戦略はあなたには考えつかない非常識なものです。
でも、あなたが今以上の結果を求める場合、あなたにとっては非常識と思える齊藤戦略を実行する必要があるの。
何でかっていうと、今日のあなたの現状は今日までのあなたの思考と行動の結果でしかないでしょ。
であるならば、その結果(=現状)を変える場合、今日までの思考と行動に一度蓋をし、新しい思考と行動を取り入れることが絶対必須なわけです。
言い換えると、新しい目的地にたどり着くために今日までとは違うレールをひくからその上をまずは3ヶ月必死のパッチで走ってねってこと。
この「新しいレール=1to1コンサルティング」ってわけです。
募集は週明け19日(火)スタート
2019年初回となる1to1コンサルティングの募集は、週明け19日(火)スタート。
募集はこちらのメルマガで行うので、まだの方は今のうちに登録をどうぞー。