「意識を変えて行動します。」という人に結果が伴わないワケ。

やるべきは、意識はとりあえずのところ無視しておいて「行動」を変えること。


ビジネスプロデューサーの齊藤直です。

先日、学園生から「今日から意識を変えて行動してみようと思います。」という話があったので、「いえいえ、そう考えるからいつまでも行動できないのですよ。」とお話しをしました。

今日は、これを解説したいと思います。

意識を変えて行動するのはそもそも難しい


上記、学園生と齊藤の会話を読んで、「今日から意識を変えて行動してみようと思います。」という学園生の発言、何が悪いの?と思った方も多いのではないでしょうか。

「意識を変える」という一言は、小学生くらいのときから浴びまくりますよね。

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僕は小学生時代、担任の先生に「意識を変えろ!」とよく言われました。

でもね・・・意識ってそんなに簡単に変わるものではないのです。

だからみんな、思い通りにならず、苦労するわけです。

小学校時代の先生には申し訳ないのですが、結論から言うと「意識を変える」ことは基本的にできないので、それをしようと思うこと自体がムダ。

やるべきは、意識はとりあえずのところ無視しておいて、「行動」を変えることです。

変えるべきは①行動②意識


「意識は無視して行動を変える」とは、つまりは、あーだのこーだの考えずに、(アドバイスをくれる人が居るなら)言われた通り行動しろってことです。

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もしアドバイスをくれる人がいない場合は、「●●する!」と決めた行動をまずやってみるということ。

言われた通り行動すること、「●●する!」と決めた行動をやることって、別に考えなくてもできますよね。

言われた通り、決めた通りにやればいいわけですから。

ではなぜ、意識ではなく行動を先に変えるのでしょうか。

それは、「意識を変えて行動しよう」と考えた場合、まず意識が変わらないから結果行動も変わらないのに対し、「行動を変える」を先にすると、それをすることで今まで感じたことのない感覚・感情が芽生え、結果として意識が変わってくるからです。

意識と行動を変えたい時、まず変えるべきは「行動」なのです。

スポーツもまずは行動(練習・フォーム)を変えるがセオリー


「まず変えるべきは行動」というのは、スポーツでも同じ。

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スポーツでは、大きく躍進をするためにフォームを変えることがよくありますが、このとき、意識(イメージ)を変えて行動(フォーム)を変えようと思っても、まずできません。

では、どうしたらいいのか。

答えは簡単で、まずは、新フォームを身につけるために練習という行動を変えるのです。

フローで書くと

練習内容を変える
 ↓
フォームが変わってくる
 ↓
イメージが変わってくる
 ↓
フォームがしっかりと変わる
 ↓
イメージがしっかりと変わる


です。

スポーツでもまず変えるべきは「行動」なのです。

内からではなく外から


上記を読んで理解できたかもしれませんが、多くの人が行う「内側を変えてから外側を変えるという手法」は、多くの場合結果が出ません。

これに対し、「外側を変えることによって内側を変えるという手法」は、高い割合で結果が出ることが見込めます。

これ、汎用性の高い手法ですので、是非騙されたと思ってご自身の日常に取り入れてみて下さい。

大切なことは、言われた通り行動をする時、「●●する!」と決めた行動をする時に、あーだのこーだの考えないことです。

Just Do It.


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