投資家と経営者=指導者と選手
こんにちは、「事業経営と集客を体系的に学びたい自営業者の為の人気教室学園」校長でビジネスプロデューサーの齊藤直です。
先日「商売は実践知」というお話しをしました。
今日は、これの続きです。
「できる」と「教えられる」は、全くの別物
よく、自分ができることを他人(ひと)に教えようと考える人がいます。
そして、こういう人の多くが、「自分はできるのに、教え子はできない」ということに悩みます。
これ、僕からすれば「当然の結果」です。
なぜなら、「できる」と「教えられる」は、全くの別物だからです。
実践知という言葉を使って解説をするなら、自分ができることを他人(ひと)に教えようと考える人は、
・自分ができるだけの実践知は備えている
・しかし、他人(ひと)に教えるだけの実践知は備えていない
のです。
つまり、「自分はできるのに、教え子はできない」は、当然の結果なのです。
他人(ひと)に教えるための勉強とは?
では、他人(ひと)に教えるためには、どのような勉強をしたら良いのでしょうか?
これは、「教える教え方を0から学ぶ」しか、方法はありません。
スポーツを例に具体的にお話しをすると、「教える教え方を0から学ぶ」ためには、
1.指導力のあるコーチや監督に弟子入りする
2.そのコーチ・監督が選手に何を伝えているのかを毎日コーチ・監督の側で聞く
3.選手の動きを見て自分なら何をどう指導するかを考察する
4.自分の考察と師事しているコーチ・監督の考察の違いを理解し書き出す
5.自分の考察と師事しているコーチ・監督の考察を合致させる
6.自分の考察を磨く数稽古を始める
という具合です。
面白くないですか?
上記6項目は教える教え方を0から学ぶ前半部に過ぎませんが、この中に「選手にできる自分を見せる」という項目が無いのです。
ここからもお分かりいただけることと思いますが、「できる」と「教えられる」は、全くの別物なのです。
投資家と経営者=指導者と選手
ちなみに、「できる」と「教えられる」は全くの別物なので、
「できる」に向いている人
と
「教える」に向いている人
に別れます。
余談ですが、村上世彰先生が、ご自身の著書「生涯投資家」の中で、『投資家(株主)と経営者(社長)は、役割が異なり、投資家(株主)に向いている人もいれば、経営者(社長)に向いている人もいる。』といった趣旨のお話しをされていました。
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僕はこれを読んで、「投資家と経営者の関係は、指導者と選手の関係もによく似ているな。」と、思いました。
ごく稀に、「いい選手がいいコーチ・監督になった」ということもありますが、それは、本当にごく稀なこと。
一般的には、「いい選手=いいコーチ・監督ではない」のです。
私はどっち?
ここまでの話を読むと、「私は、どちらに向いているのか?」という疑問が湧いてきますよね。
ということで、今日はこれについて考えてみましょう。
あなたは、選手向きですか?コーチ・監督向きですか?
僕は、圧倒的にコーチ・監督向きです。
圧倒的に、コーチ・監督向きなので、ビジネスプロデューサーとして、沢山の皆さんの商売のお手伝いができているのです。
さて、あなたは、選手向きですか?コーチ・監督向きですか?