この10年で様変わりした「仕事のとり方」とは?
こんにちは、「事業経営と集客を体系的に学びたい自営業者の為の人気教室学園」校長でビジネスプロデューサーの齊藤直です。
先日、NHK NEWS WEBの特集に「会社の電話 もういらない?」という記事がありました。
写真元:NHK NEWS WEB
これ、従業員が何百人もいる会社でももはやいらないと思いますが、自営業の場合は「完全に不要」です。
昔の自営業者の仕事のとり方
昭和の時代に、個人で仕事を始めると「その1本の電話をいかに確実にキャッチするか」がとても重要でした。
当時は携帯電話もありませんから、「事務所に書かてきた電話を携帯に転送」ということはできません。
その為、
・自分が外営業をするときには、奥さんやバイトさんに電話番をしてもらう
・自分が事務所(会社)にいる時は、時間外でも電話に出る
が当たり前でした。
ちなみにこれ、ほんの10年前くらいまで当たり前でした。
僕が起業したのは、今から13年前ですが、当時は
・自分が外営業をするときには、事務所にかかってきた電話を携帯に転送する
・自分が事務所(会社)にいる時は、時間外でも電話に出る
をしていました。
つまり、仕事を得る一番のツールは「電話」だったのです。
今日の自営業者の仕事のとり方
その後、時代とテクノロジーが進み、
・会社はもちろん全家庭で当たり前に高速インターネットができるようになり
・PCがメチャクチャ安くなり
・携帯電話はその殆どがスマートフォンに形を変え
・365日どこにいても仕事のメールやファイルが閲覧できるようになり
・「アドレス」すら必要としないメッセージアプリが次々と誕生
しました。
ほんの少し前まで、「メールで仕事の依頼がくる。「メールで取材依頼がくる」ということも考えられないことでしたが、事実として、今は
・Twitter経由で取材依頼がある
・FBページからの問い合わせで仕事が舞い込む
・ブログ経由で100万円以上の商品が売れる
・FBページからの問い合わせで仕事が舞い込む
・ブログ経由で100万円以上の商品が売れる
なんて、当たり前です。
この時代、自営業者は「個人で開業しても固定電話を引く必要性が0」になりました。
13年前に起業した僕からすると、考えられない変化です。
「何が丁寧で何が失礼なか」も時代によってことなる
ちなみに、こうも高速で時代とテクノロジーが進むと、「何が丁寧で何が失礼なか」も、否が応でも変わってきます。
例えば、一昔前は、
・ご飯をごちそうになった翌日に、お礼状を出す
・いただきものをした際に、電話でお礼を言う
なんて、社会人の常識でしたが、今これをすると「何で、わざわざ電話をしてくるの?」と思われてしまいます。
今これをする際に、一番丁寧な形は「メールでの挨拶」でしょう。
しかし、これも相手の年齢次第で、相手(ごちそうしてくれた人、贈り物をしてくれた人)が30代以下なら、「SNSでお礼」が普通に成立します。
「SNSでお礼なんて、ふざけてる!」とお怒りになる方もいらっしゃると思います。僕は38歳なので、世代的にそのお気持ちはよくわかります。
でも、時代とともにコミュニケーションツールは変わり、仕事で使うツールも世代ごとに「当たり前」がことなるのです。
40代以上からすると「失礼」に当たる行為も、20代からすると「丁寧なお礼」だったりするのです。
これをどう捉えるかで、これからの仕事のコミュニケーション・仕事の進展は、これから大きく変わりそうです。
問い合わせ窓口はどこに設ける?
ちなみに、この10年で「お客さんからの問い合わせ窓口」にも大きな変化があります。
一昔前、お客さんからの問い合わせは当たり前に「電話」で受けていましたが、今の主流は
・チャットで問い合わせる
・SNSで問い合わせる(というか直接会話する)
です。
つまり、テクノロジーの変化で、全国民、いえ、世界中の人のコミュニケーション手段が大きく変化したのです。
ということで、「お客さんからの問い合わせ窓口は、代表電話1本です。」という方は、間もなく化石になってしまいますので、今から
・問い合わせフォーム
・SNS窓口
を作ってみて下さいね。
まとめ
ということ今日は、「いま起業するひとは『会社の固定電話』なんていらない。」というお話でした。
年々、新たなツールが出てきて「大人」はついていくのが大変かもしれませんが、新しく出るツールって確実に「便利」でもあります。
ということで古いものにしがみつくカタイ頭はちょっと封印して、「新しいツールをまずは使ってみる」をしてみましょう。