「ガツガツしないで売る」とか「売上にこだわらない」というスタンスで行うソレは、商売ではなく「商売ごっこ」です。
こんにちは、「事業経営と集客を体系的に学びたい個人事業者の為の人気教室学園」校長でビジネスプロデューサーの齊藤直です。
商売をしていて「売り上げを追い求めない」なんて、競技スポーツをしていて「勝ちにこだわらない」のと同じだけ意味ない。
— 齊藤直 / ビジネスプロデューサー (@gakuen_n) January 16, 2017
何でもそうですが、どこを目指すかって、すごく大切です。
例えば、競技スポーツをしている選手が目指すのは、
・優勝
・日本一
・世界一
です。
これを目指すから、厳しい練習にも耐えることが出来るのです。
では、商売の場合は、目指すべきものは何でしょうか?
スポーツの「勝利」は、商売の「売上」
競技スポーツの場合、ゴールは「勝利」以外何者でもありません。
これに対し、商売の場合、ゴールは「売上」以外何者でもありません。
これは、絶対の絶対です。
よく「ガツガツしないで売る」とか「売上にこだわらない」とか言う人もいますが、それって「勝たなくても楽しければいいよね」というスタンスでやるスポーツと同じです。
体育の分野では、それらのスポーツは「生涯スポーツ」と位置づけられ、勝ち以外の楽しみを重視します。
たとえば、
・地域の子供のスポーツ教室
・河川敷で週末だけやるおじさんの野球
・なんとなく取り組んでいる部活
とかが、これに当たります。
ここで明確にしておきたいのですが、競技スポーツと生涯スポーツは、全くの別物だということです。
もし、競技スポーツをしている選手が「勝ちにこだわらなくてもいいよね。」と言ったら、その選手は秒速でチームから追放されます。
競技って、そんなポテンシャルでできるものではありませんし、そんなポテンシャルでやって良いものではありません。
これ、商売も同じです。
「ガツガツしないで売る」とか「売上にこだわらない」というスタンスで行うソレは、商売ではなく「商売ごっこ」です。
考えてみてください。社会的ミッションを掲げて事業に取り組んでいる一部上場企業は、沢山あります。
これらの企業がもし「社会的に価値ある仕事をしているんだから、私たちは売上にこだわりません。」と言ったらどうなるでしょう?
これを言った瞬間、株主は離れ、会社には資金がショート、まもなく倒産という事態になります。
商売をしている以上、売上を上げるって、当たり前に達成しなければいけないゴールなのです。
達成したいゴールがあるから頑張れる
オリンピック選手がいい例ですが、是が非でも達成したいゴールがあると、辛い練習にも耐えることができます。
この時のゴールとは、目の前のニンジンではなく、メッチャ遠くに生えているニンジンです。
メッチャ遠くに生えているニンジンって、綿密な計画を立ててソレを目指さないと絶対にたどり着きません。
でも、綿密な計画を立ててソレを目指せば、高確率で達成することができます。
あ、こちらのプログラムも是が非でも達成したいゴールがあるから、みなさん頑張れるんですよね。
「是が非でも達成したいゴールがある」って、もの凄いエネルギーを生んでくれるのです。
ゴールがないレースは成立しない
スポーツ界では、よく例に上げる話なのですが、ゴールがないレースは、レースとして成立しません。
例えば、ゴールがないフルマラソンで「新記録」って生まれると思いますか?
これ、生まれようが無いのです。
なぜなら、ゴールがないのですから。
フルマラソンの場合、42.195Kmでゴールという「明確なゴール」があるから、みんな頑張って走ることができ、新記録も生まれるのです。
つまり、「ゴールが記録をつくる」のです。
ゴールって、大事ですよね。
あなたのゴールは?
この「ゴールって大事」は、商売も同じです。
会社を興して事業経営をされている方はよくわかると思いますが、会社って、売上目標とか売上計画とかを必ず作ります。
これなくして、従業員に給与を払うこと、従業員に賞与をアップすることなんてできませんからね。
つまり、売上目標や売上計画を立てることって、事業経営において超重要ってことです。
ですが・・・一人会社だったり、個人事業だったりすると、途端にこれがいい加減になり、売上目標や売上計画を考えない・作らない・作らないから追い求めようがないという人が、ムチャクチャ多いです。
ここまでの話でわかるかもしれませんが、売上目標や売上計画を考えない・作らない・追い求めないって、ゴールがないレースを行っているのと同じです。
ゴールがないフルマラソンは、成立するんでしたっけ?
「成立しようがない」んでしたよね。
つまり、売上目標や売上計画を考えない・作らない・追い求めない商売は成立しない(成長も発展もしない)のです。
ということで、どうぞ売上目標や売上計画を考えてなかった・作ってなかった・追い求めていなかったという人は、今日の時間を使って、あなたの商売の売上目標や売上計画を立ててください。
商売のゴール設定者は、「事業オーナーのあなた」ですからね。
まとめ
ということで今日は、「売上を求めない商売は、勝利を求めない競技スポーツと同じ」というお話でした。
ゴールがあると、人は歯を食いしばって頑張ることができます。
逆に、ゴールがないと、人は歯の食いしばりようが無いのです。
どうぞ、あなたの商売のゴールを明確にして、今日からそのゴールを目指して真剣に走りはじめてください。