ブログの想定読者はペルソナじゃなくて実在する固有名詞で呼べる人に向けて書こう
自営業1年生村上さん
齊藤さん、ブログは想定読者=ペルソナを決めて書くといいよと聞いて、ペルソナを決めてから書いているのですが、読者が全然増えません。これなぜでしょう?
さいとう
村上さん、それあるあるですね!おそらくはペルソナを決めてるからじゃないでしょうか。
自営業1年生村上さん
えっ、どういうことですか?ペルソナを決めてからブログを書くといいよって習ったのに、ペルソナを決めてるから読者が集まらないですか??
さいとう
はい。正しくは、おそらく村上さんがペルソナとして「自分にとって都合の良い世の中に居ない人」をつくっちゃってるんですよね。で、その人に向けてブログを書いているので、結論、読者が増えないんだと思います。
ブログは、ペルソナとかじゃなくて、目の前に実在する固有名詞で呼べる人に向けて書いたほうがいいです。
ブログは、ペルソナとかじゃなくて、目の前に実在する固有名詞で呼べる人に向けて書いたほうがいいです。
今日の目次
想定読者は実在する人にしろ:ペルソナという単語を使う人が集客できない理由
個人事業・フリーランスも自分を知ってもらうためにブログを書きましょうってお話しています。
このブログ(=お仕事ブログ)では、想定読者ってとても大切です。
この想定読者を決める時、ペルソナ(サービス・商品の典型的なユーザー像)を決めましょうっていう話があります。
これありっちゃありなのですが、ペルソナって商売素人に描けるものではありません。
だけど、そんな事を知らない商売素人は、言われたままにペルソナを描きます。
結果、ペルソナという「自分にとって都合の良い世の中に居ない人」を想定読者にしてしまいます。
そして、その人に向けて一生懸命記事を書くのですが、そもそもそのペルソナに被る人が世の中に居ないので、書いても書いてもブログ読者が増えません。
しかし、ペルソナを描いた当人は、その人が実在する人物だと思いこんでいます。
その為、
自営業1年生村上さん
ペルソナを決めてブログを書いているんですけど、読者が増えません。
さいとう
このペルソナとして描いている人、あなたの身の回りの人でいうと、例えば誰なんですか?
自営業1年生村上さん
いえ、これはペルソナなんで、私の身の回りに該当する人はいません。
っていう、わけのわからない会話になります。
結論、商売素人にペルソナを描くというのはめちゃくちゃ難しいので、基本、個人事業・フリーランスは、目の前に実在する固有名詞で呼べる人に向けて書きましょう。
実在する固有名詞で呼べる人に向けてブログを書いたほうが良い3つの理由
目の前に実在する固有名詞で呼べる人に向けてブログを書いたほうが良い理由は、
固有名詞で呼べる人にブログを書いたほうが良い理由
- 実在する人が持っている悩みは、同じ悩みを持っている人が居ることが非常に多い
- 最悪①がいなくても、あなたが書いた記事は、目の前の一人には確実に届く。
- 実在する人に向けて書くブログは、めちゃくちゃ具体的な提案・解決策の提示ができる
の3つです。
1つずつ解説しますね。
実在する人が持っている悩みは、同じ悩みを持っている人が居ることが非常に多い
悩みは人それぞれ!と思うかもしれませんが、あなたのお客さんが持っている悩みと同じ悩みを持っている人って、実に多いです。
こうなる理由は、みんな人間で、あなたのお客さんは皆同じテーマに向けて進んでいるからです。
例えば、この記事を読んで頷いているあなたは、今日の僕の想定読者と同じ悩みを持っているということです。
ね、同じ悩みを持っている人いるでしょ。
今日村上さんが言っていた悩みは、
・個人事業、フリーランスをしていて
・ブログを書いている人
なら、大抵ぶつかる悩みなんです。
実在する人が持っている悩みは、同じ悩みを持っている人が居ることが非常に多いんです。
最悪①がいなくても、あなたが書いた記事は目の前の一人には確実に届く
想定読者(目の前に実在する固有名詞で呼べる人)の先には、同じ悩みを持つ人が100人200人といるのが理想ですが、仮にこれらの人が0だったとしても、あなたが書いたその記事は、あなたの想定読者(目の前に実在する固有名詞で呼べる人)には確実に届きます。
「いや、たった一人かよ!」と思うかもしれませんが、一人でも口説けたらその記事は優良記事です。
1記事で1人口説ける場合、100記事書けば100人口説けるわけですから問題ないですよね。
「自分にとって都合の良い世の中に居ない人」に向けて書いた記事は、100記事書いても1000記事書いても誰にも届きませんが、目の前に実在する固有名詞で呼べる人に書いた記事は確実にその人には届きます。
お仕事ブログでは、この一人を獲得することがとても大事です。
実在する人に向けて書くブログは、めちゃくちゃ具体的な提案・解決策の提示ができる
「自分にとって都合の良い世の中に居ない人」に向けて書いた記事は、抽象的になりがちですが、目の前に実在する固有名詞で呼べる人に書いた記事は、具体的な提案・解決策の提示がスラスラかけます。
その理由は、目の前の人の悩みが具体的だから。
具体的な答えって、具体的な質問をもらうと書けるんです。
例えば、「タブレットってどう思いますか?」って聞かれたら、答えようが無いですよね。
でも、「大学で日々の授業やプレゼンで使うんですけど、タブレットはどれが良いと思いますか?」って聞かれたら、
「ペンシルが使えるだけでいいなら、iPadでいいですが、絵を書いたり映像処理もしたりするならiPad Proがいいですよ。」
とか答えられますよね。
具体的な答えって、具体的な質問をもらうと書けるんです。
齊藤のブログは100%固有名詞で呼べる人が想定読者です
ちなみに、僕がかいているこのブログは、100%固有名詞で呼べる人が想定読者です。
例えばこの記事、この記事の想定読者はグルコン生のAさんです。
Aさんは、売れなかった時代が長くあり、コンサルティングをスタートして思い通り商品が売れるようになりました。
でも、「売れました!」で良しとしていると、売れなくなったときに原因不明で対処できません。
そのため、売れている今、買わなかった人の買わなかった理由を明確にしておくことが大切ですよって話をしています。
つまり、この記事の背景には実話があるってことですね。
だもん、ここまでアドバイスがリアルに書けるわけです。
固有名詞で呼べる人が想定読者だと、どこまでも具体的に書けます。
ペルソナは今じゃなくて未来のお客さんを想定して設定するものでしょ?
ここまでを読んで「ペルソナって、今じゃなくて未来のお客さんを想定してつくるから、やっぱり目の前の人に向けて記事を書いても意味ないんじゃないですか?」と思う人もいると思います。
そんな方のために解説をしておくと、「①確実にいる人に説明する」という行為と「②いるかも知れない人に説明する」という行為は、確実に①の難易度が低いです。
ですので、①ができたら②をやってもうまくいく可能性があるので良いですが、①ができない人が②をやっても確実に上手くいかないので、まずは①スタートでやってみることをおすすめします。
①が朝飯前レベルになってきたら、②もスラスラ書けるようになると思いますよ。
まずは、①で30記事書いてみましょう!
目の前に実在する固有名詞で呼べる人に向けて記事を書こう
ということで今日は、「想定読者は実在する人にしろ:ペルソナという単語を使う人が集客できない理由」というお話でした。
ペルソナを描いて、ペルソナに向けて記事を書いて集客をするって、商売素人には難易度高すぎです。
まずは、「目の前に実在する固有名詞で呼べる人に向けて記事を書くと、その人が自ら行動しちゃう!」ということができるようになりましょう。
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