今日の買い手は「何にお金を払うか」ではなく「誰にお金を払うか」を重要視している!
ビジネスプロデューサーの齊藤直です。
ちょうど一年前の2017年の終わりから2018年はじめにかけて、学園では「出会いのステージ」について話しをしてきました。
ちょっと前までは「出会った人たちにどうやって商品を買ってもらうか」が大事だったけど、近年は「出会った人たちとどんなコミュニティーを築き、その人たちに『それ買わせて!』と言ってもらうか」が大事。
このことについてブログに書いたことなかったので、今日はこれのお話。
今日の目次
ちょっと前までは「出会った人たちにどうやって商品を買ってもらうか」
ちょっと前までは「出会った人たちにどうやって商品を買ってもらうか」が大事だった。
今も大手や古い手法しか知らない会社はこの戦略を使っている。
この戦略の一番の特徴としては「セールス」が必要だということ。
*図の緑矢印がセールス。
また、これをするために多額の広告費を要するのも、この戦略の特徴。
だから、広告費がかけられる会社が強くて、広告費がかけられない会社が弱いという絶対な構図があった。
今日は出会った人たちとどんなコミュニティーを築くか
これに対し、2017年くらいから徐々に出てきて大きな成果を上げている戦略が、コミュニティーを挟んだ3ステップ戦略。(←勝手に命名)*図の右から左に時系列に移行するのが3ステップ戦略
3ステップ戦略とは、出会った人たちとコミュニティーを築き、その人たちに『それ買わせて!』と言ってもらう戦略。
例えば、近年流行っている「オンラインサロン」なんかは、正しく使えばこの「コミュニティー」になるわけ。
これに気づいている人は、オンラインサロンをコミュニティーとして活用し、気づいていない人はオンラインサロンを商品にしちゃうので失敗する。
ステージごとに稼いでいるものが全く違う
何でこういう流れになったのかは、2月21日に内藤さんとやるセミナーでも話をしますが、さっくり要点だけを言うと、今日は商品(モノ)がコモディティ化しちゃったために、買い手は単に商品を見てをお財布を開かなくなってきたのです。
いま買い手に重要なのは、何が買えるかではなくどんな体験ができるか。
これ、2019年こそ重要なので、よかったら半紙に書いてトイレに張っておいて。(笑)
ちなみにこの記事を読んでいる人に理解してもらいたいのは、赤字の部分。
青字で書いてある各ステージごとに、実は稼いでいるものが全く違うのです。
これについて説明をすると長くなるので、完結に箇条書きで書くと、
・出会いのステージで稼いでいるのは『未来』
・コミュニティーのステージで稼いでいるのは『信用』
・マネタイズのステージで稼いでいるのは『お金』
であり、それ以外ではないし、それ以外であってはならない。
この「ステージ」と「稼いでいるもの」を見ると腑に落ちると思うけど、出会いのステージでお金を稼ごうと思うから嫌われるの。
また、コミュニティーのステージでお金を稼ごうとするから嫌われるのです。
わかります?
「何にお金を払うか」ではなく「誰にお金を払うか」
この変化は、単にマネタイズのタイミングが後ろにずれたと言うこともできるけれども、今日の買い手は「何にお金を払うか」ではなく「誰にお金を払うか」を重要視していると言うこともできる。
ここまでのことを、学園ではちょうど1年前に説明が終わってます。
こんなことを毎月の授業で学習するのが、齊藤が校長を務める「事業経営と集客を体系的に学ぶ人気教室学園」。
ちなみに、学園で1年前にしていた話だからこれはもう時代遅れかと言えば、全くそうではなく、むしろ今年(2019年)この戦略の本番を迎えることになると思うので、こうして記事にしています。
図に書くと何とも簡単なことだけど、「今日あなたがする仕事はどのステージの仕事で何を稼いでいるか」を考えると、昨日までと考えること・やることが違ってくると思うので、是非試してみてください!