「最速」と「最短」は似て非なるもの
こんにちは、「事業経営と集客を体系的に学びたい自営業者の為の人気教室学園」校長でビジネスプロデューサーの齊藤直です。
先日、こちらの記事の後半で、
スポーツも商売も、コーチ(よき師)の元で練習に励み実践を積むのが、その道でトップに上り詰める最速のルートなのです。
という一文を書きました。
これ、意図して「スポーツも商売も、コーチ(よき師)の元で練習に励み実践を積むのが、その道でトップに上り詰める最短のルートなのです。」とは、書きませんでした。
この二文の違い、わかりますか?
「最速」と「最短」は、似ているようで全く異なるものなのです。
最速
最速とは、字のままですが「最も速い」ということ。
つまり、「最速でトップに上り詰める」を別の言い方で言うと、「缶に入っている1,000本のくじをどれだけ速く引いて、当たりの3本を見つけるか。」ということです。
もう一つ別の言い方をすると、「目の前にある1,000段の階段を誰よりも速くゴールするために、走り方・フォーム・手の振り等の研究を惜しみなくできる。」ということです。
最短
これに対し、最短とは「最も短い」ということです。
つまり、「最短でトップに上り詰める」をくじの例で言うと、「缶に入っている1,000本のくじをどれだけ無駄に引くこと無く当たりの3本を見つけるか。」ということです。
また、階段の例で言うと、「目の前にある1,000段の階段を可能な限り登らずにどうしたら頂上にたどり着けるかを考える。」ということです。
もう、お分かりですよね。
「最速」と「最短」は、似ているようで全く異なるものなのです。
最速を求める人は伸びるけど最短を求める人は全く伸びない
スポーツでも商売でも、「最速を求める人」と「最短を求める人」は、同じ結果にたどり着く傾向が多分にあります。
まず、最速を求める人。
最速を求める人は上記でお分かりの通り、努力ができ・無駄を恐れず・今すぐ行動ができるので、スポーツでも商売でも多くの場合、いい結果(目標としていたゴール)にたどり着きます。
これに対し、最短を求める人。
最短を求める人は、「くじをどれだけ無駄に引くこと無く」や「可能な限り登らずに」という考えが先行するため、無駄を嫌い・行動が遅いため、多くの場合、いい結果(目標としていたゴール)にたどり着けません。
ちなみにこれは、全員が全員ではなく「最短を求める人」でも「常人離れした研究と観察ができる人」は、私たちが見つけることのできない法則や新技を編み出すことがあるので、10,000人に一人の確率かもっと低い確率でいい結果(目標としていたゴール)にたどり着きます。
でもこれは、本当にごく稀なケースだと思っておいたほうがいいでしょう。
あなたはどっち?
ここまでを読んで、あなたは、ご自身がどちらのタイプの人間かきっとお分かりですよね。
繰り返しになりますが、「最速を求める人」は、努力ができ・無駄を恐れず・今すぐ行動ができるので、いい結果(目標としていたゴール)にたどり着きます。
これに対し、「最短を求める人」は、常人離れした研究と観察ができる人以外、いい結果(目標としていたゴール)にたどり着けないことがほとんどです。
ちなみに、齊藤が主宰する「事業経営と集客を体系的に学びたい自営業者の為の人気教室学園」がキビシイと言われるのは、学園は『最速を求める人』を育てているためかと思われます。
現に、学園で輝かしい結果を残している商人は、皆「最速を求める人」であり、「最短を求める人」ではありません。