秀でた企画者は「気がついたら●●しちゃってた!」から逆算します。
こんにちは、「事業経営と集客を体系的に学びたい自営業者の為の人気教室学園」校長でビジネスプロデューサーの齊藤直です。
少し前の事ですが、ある日の新聞に、
行政が企画した婚活ツアー(農村で早乙女になって恋を成就させようツアー)に、参加者が全然集まっていない。
という記事がありました。
あ、「早乙女」とは辞書を引くと、「田植えをする少女。田植え女」と書かれています。
つまり、上記ツアーは平たく言うと、「農村の嫁になりに行くツアー」なのです。
ツアー内容は、
1.観光地を巡る
2.田植え体験をする
3.夜は農村のバーで男性と話をする
です。
これ・・・衝撃的にコンセプトも内容も良くないですね。
新聞を読んで、「そりゃー、集まらないだろっ!」と、新聞にツッコミを入れてしまった程です。
だってこれって、「ホテルの前で彼女をナンパでゲットしよう!」っていうツアー(そんなツアーは無いだろうけど。)とやっていることは同じですよね。
これでは、人は集まりません。
なぜなら、参加する側(女性)のメリットが見えないから。
参加する人のメリット
参加者を募るイベントを企画するときには、「参加する人のメリット」を全面に出していく必要があります。
ちなみに、このメリットとは、企画者のねらい(ゴール)と全然一致していなくてOK。
あくまで、参加者が今すぐ欲しいメリットを準備することが大切です。
それから、「参加しやすいはじめの一歩」を作ることも大切。
「参加しやすいはじめの一歩」とは、
・教室講師なら、体験教室。
・治療院・サロン系なら、初回クーポン
・コンサルティング・カウンセリング系なら、1対多型のセミナーやワークショップ
・治療院・サロン系なら、初回クーポン
・コンサルティング・カウンセリング系なら、1対多型のセミナーやワークショップ
が、これに当たるでしょう。
こうした、「参加しやすいはじめの一歩」を作るのも、イベント企画ではとても大切です。
企画者のねらい(ゴール)は最後まで参加者に知られなくていい
ちなみに、こうした企画を作る時に、企画者のねらい(ゴール)は、最後まで参加者に知られない方が、高い結果が見込まれます。
例えば、上記「農村で早乙女になって恋を成就させようツアー」なら、『気がついたら、農村に嫁いでた!』なんていう状況がいいわけです。
もうお気づきかもしれませんが、そういうねらい(ゴール)を達成するなら、「農村で早乙女になって恋を成就させようツアー」というタイトルを付けた時点でNGですよね。
なぜなら、タイトルで企画者の狙いがモロバレですからね。
他人事を自分事に
さて、あなたはここまでを読んだあなたにワークです。
上記事例を元に、あなたの企画の
・ねらい(ゴール)
・コンセプト
・タイトル
・内容
・広報手段
を、見直してみましょう。
他人の事例は、ただ見ていれば他人の事例ですが、深く考えると本屋さんに売っていない参考書になりますからね。