個人事業もフリーランスもビジネスは設計が超重要

行き当たりばったりのビジネスは欲しい結果にたどり着きません

自営業1年生村上さん
先日齊藤さんに「そろそろ年末だから来年の事業計画を考えてくださいね」って言われてから考えているのですが・・・来年の事業計画って何をどう考えていいかわからないんです。

さいとう
えと、村上さんはご自身のビジネスがどうやって展開していくと良いと考えているのですか?

自営業1年生村上さん
展開ですか?えと・・・考えたことないです。今日も頑張る!でここまで来ました。

さいとう
来年の事業計画が作れない理由はそれですよね。行き当たりばったりのビジネスは欲しい結果にたどり着きません。個人事業もフリーランスもビジネスは設計が超重要です。


個人事業もフリーランスもビジネスは設計が超重要




村上さんの発言を読んで「私も村上さんと一緒です!」という人多いですよね。

そんな方に質問です。

2021年は思い通りのビジネス展開・予定通りの売上獲得ができましたか?

あ、コロナだったからとか、緊急事態宣言が続いたからとかは一切なしです。

それらも含め、2021年は思い通りのビジネス展開・予定通りの売上獲得ができましたか?

これ、おそらく多くの方がNOだと思います。

それ、ビジネスの設計なしに今日をただ走っているからです。

ビジネスって「今日を頑張る」にめちゃくちゃ意味がないんです。

意味がないとは、それを100日頑張っても1000日頑張っても、たどり着くべき結果にたどり着かないということ。

ほら、目的地のないドライブって意味ないでしょ。

もちろん、

・運転が楽しい
・風が気持ちいい
・風景が変わっていくのが新鮮


とかはあると思いますが、結論

・止まったところがゴール
・現状はガス欠&迷子


ですよね。

それだと、隣に乗せていた彼女は怒り狂うわけです。(笑)

ドライブだとそんな事ほぼないと思いますが、ビジネスで目的なきトライブをする人はめちゃくちゃ多いです。

車のドライブでは、目的とどこを通るか決めてスタートしますよね。

同様に、ビジネスも

・目的を設定すること
・そこまでどこを通ってたどり着くべきかを設計をすること


が超重要です。

ビジネスに設計が必要な理由




ビジネスに設計が必要な理由は3つあって

ビジネスに設計が必要な理由
  1. 必要な量(売上・客数)がわからないから
  2. ◯でも正解、✕でも正解の毎日になるから
  3. 舞い込んだ依頼を受けて良いのか否か判断できないから

です。

順番に解説しますね。

必要な量(売上・客数)がわからないから




ビジネスに設計が必要な理由1つ目は「必要な量(売上・客数)がわからないから」です。

仮に、欲しい年商が600万円だとしたら、1ヶ月に必要な売上は50万円です。

で、この人の売り物が売値1万円の商品一択だった場合、必要な客数は50人となります。

600万 / 12ヶ月 / 1万円 = 50人

ですね。

小学生でもわかる計算式です。

これ、50人が必要!ってすぐに良い切れるのは「600万/年 のビジネスをやる。そのためには月商50万円が必要」っていう設計があるからです。

目標が達成できない個人事業者さんは、この元となる数字がない or 元となる数字を簡単に変えちゃうんです。

元となる数字は変えちゃいけないんです。ここを変えないから必要な量が見えてくるわけです。

◯でも正解、✕でも正解の毎日になるから




ビジネスに設計が必要な理由1つ目は「◯でも正解、✕でも正解の毎日になるから」です。

設計無くビジネスをする人は、今日何が起こっても正解というミラクルな毎日になります。

  • 今日は次々問合せが続いて商品が売れた →正解
  • 仕入れた商品が届かないことになった →正解
  • バタバタしてたら今日も1日が終わってやりたいことができなかった →正解

要は、今日の終わりが今日の到達点(結果)ということです。

これだと、良いことにも悪いことにも、都度一喜一憂しながら対応しなくてはいけません。

そんなこと、日頃の生活でないですよね?

週末台風が来そうなら、植木をしまったり雨戸を補強したりします。

来週大雪ってわかっていたら、雪かきグッズを準備します。

それが普通ですよね。台風が予定通り来て家の窓が割れまくってすごい被害だけどOK!なんて人はいません。

この場合、事前に対策をして窓が割れなければ正解、窓が割れるのは不正解ですよね。

これはビジネスも一緒。

『どうなるはず』があるから、◯だと正解、✕だと不正解って言えるんです。

今日の終わりが今日の到達点(結果)というのは、設計ができていないからこそのおかしさだということに気づきましょう。

舞い込んだ依頼を受けて良いのか否か判断できないから




ビジネスに設計が必要な理由3つ目は「舞い込んだ依頼を受けて良いのか否か判断できないから」です。

お昼に約束があってスカイツリーに着くことが目的のドライブに出た時、途中にヒッチハイカーが居ても止まって話をするとか、話を聞いたら目的地が自分とは逆方向だったけどなんか楽しそうだから送ってく。ってNGですよね。

ヒッチハイカーは嬉しいかも知れませんが、あなたと約束をしていた人はめちゃくちゃ迷惑な話です。

こういう時、そもそもヒッチハイカーが居たからといって車を止めるのがNGですが、仮に止めても「ごめん、それ反対なんだ。僕も急いでるから。」と、本来の自分の目的を優先しなければです。

これ、ビジネスも一緒。

既に仕事がパンパン・年内目標も達成済みの場合、新規の仕事が舞い込んでも受注して良いわけありません。

すべきは、仕事を1日も早く終わらせてスタッフに休暇を与えることです。

こう言い切れるのは

・目標が決まっていて
・目標が達成できているから


です。

もしこの目標が事前に設計されていない。その為に足りているのか足りていないのかわからない場合、どんなに忙しくても新規の仕事は受けてしまうと思います。

これをすると、仕事のし過ぎで体調を崩したり、スタッフが離職したりしてしまうわけです。

これは本末転倒ですよね。

こういうことが起きないように、ビジネスは設計することが超重要なんです。

ビジネスの設計の具体的なやり方



自営業1年生村上さん
ビジネスの設計が必要な理由はわかりました。でもこの設計って何からどうやればよいのでしょうか?


はい、これは色々な方法がありますが、初めてやるなら

ビジネス設計の手順
  1. 目的
  2. 経由地点
  3. 得るもの
  4. タイムスケジュール

を決めると良いと思います。

順番に開設しますね。

目的設計




目的設計とは、あなたのビジネスの目的(ゴール)を決めることです。

あなたは、何を達成するためにそのビジネスをしていますか?

この目的は

・個人的に達成したいこと
・社会的に達成したいこと
・経済的に達成したいこと


何でもOKです。

重要なのは、数字や言葉で目的を具体的にすることです。

ドライブで言うところの目的地設定が目的設計ですね。

経由地点設計




経由地点設計とは、その目的を達成するためにどこを経由すると良いのかということです。

例えば、

・出版をする
・従業員を雇う
・◯◯と業務提携する


などがこれです。

経由地点はあくまで目標を達成するために通るべきところ。

目標設計をしても「どうやればそれが達成できるのか」が設計できていないとそれは目標倒れとなってしますので、必ず経由地点設計もしましょう。

車のドライブで言うと、途中でどのサービスエリアに寄るかが経由地点設計ですね。

得るもの設計




得るもの設計とは、それら経由地を通ることで何を得るかの設計です。

例えば、経由地点設計で「出版」が項目として入るなら、出版をすることで何を得るのかを設計しておくということ。

ここを設計しておかないと、いつしか出版が目的になってしまって、気づいたら予定したところと全然違うところにたどり着いてた!なんてことになります。

そうならないためにも、得るもの設計は経由地点設計とセットで行って置くことが大切です。

車のドライブで言うと、途中のサービスエリアで◯◯アイスクリームを食べる!を事前に考えようってことです。

タイムスケジュール設計




タイムスケジュール設計とは、目的・経由地点・得るものをいつまでに達成すればいいのかの時間軸で設計することです。

「目的・経由地点・得るものを設計したので、後は頑張るだけです!」という人がたまにいますが、それに10年かけていいのか、5年かけていいのか、1年で達成しなくちゃいけないのかによって「今日すべきこと」が大きく変わります。

タイムスケジュール設計がない計画は、計画していないのとほぼニアリーです。

基本的にリミット(期限)がないものは達成できないので、目的・経由地点・得るもの設計ができたらタイムスケジュール設計も必ず行いましょう。

行き当たりばったりうまくいっている人もいますよね?



自営業1年生村上さん
ビジネスの設計の具体的なやり方はわかりました。でもめちゃくちゃ面倒くさそう。

こんなことせずに行き当たりばったりやっているのにうまくいっている人もいますよね?


もちろんいます。

でも、それってほんの一握り。100人いたら1人いるかいないかの確立だと思います。

そういう限られた人がどういう根拠でうまくいっているかわからないことって真似ようがないです。

仮に真似しても同じ結果になる可能性は極めて低いですし、不良在庫・赤字・倒産といったマイナスの結果も全部受け付けなくちゃいけなくなります。

これはキツイですよね。

これに対し、設計して・行動して・欲しい結果を得るって誰にでもできることで特殊能力はいりません。

もちろん初めから良い設計はできないかもしれませんが、それは普通なこと。

初回で最高傑作な設計なんてできないので、

・まずは設計してみる
・何度も設計し直して設計通りにことが運ぶ経験をする


をしてみましょう。

白紙とペンを準備して理想の書き出しからやってみよう!




ということで今日は、「個人事業もフリーランスもビジネスは設計が超重要」というお話でした。

昨年の今頃、自分のビジネスを設計した齊藤のコンサル生は、世の中が緊急事態宣言延長・リアル活動ができない1年だったのに、気持ちいいほど増収増益の1年になりました。

あなたも自分のビジネスを設計、2022年はロケットスタートで仕事を始めて来年の今頃は今欲しいと思っている結果を手に入れませんか?

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