個人事業者は強みを活かすべき!の「強み」って何?

強み=どう頑張っても他者とズレてること

自営業1年生村上さん
直さん、わたし強みを活かして仕事をしていきたいと考えています。

さいとう
いいですね、で、具体的には何をどうされるのですか?

自営業1年生村上さん
えっと、まずは私の強みを活かして・・・

さいとう
村上さん、強みがそもそも何かわかってないんじゃ・・・。(汗)


強みとは


村上さんみたいに「強みを活かして!」って思っている人、いますよね。



この考えは良いと思うのですが、これを言う人の殆どが「強みとは」を説明できないことはいつも気になります。

強みって色んな解釈があると思うのですが、僕は、

強み=どう頑張っても他者とズレてること

だと考えています。

例えば、偏差値ってあるじゃないですか。

偏差値50ってふつーですよね。

つまり、偏差値30、偏差値70って普通じゃないです。

である場合この偏差値30とか70とかが強み候補なんですよね。

ちなみに、「人よりできない」より「人よりできる」の方が強みになることが多いので、上記で言うなら偏差値30は強みになりにくいけど、偏差値70は強みになる可能性が高いということです。

何のモノサシを使うかが重要


こういう話をすると「私、頭は良くないから・・・」という人がいそうですが、上記はただの例でどんなモノサシを使って他者とのズレを測るかはあなた次第です。



重要なのは

・誰が
・どんなモノサシを使うか


です。

例えば、

誰=小学生
モノサシ=身長
現状=身長175cm


としましょう。

小学生が身長小学生で身長175cmって言ったら、すげー背が高いですよね。

こういう場合、強みを活かすとなると

・バスケットボール部に入る
・バレーボール部に入る


とかが良さそうです。

多分、そのチームはこの子にパスが回れば全国大会でいい成績が残せます(笑)

では、問題。

あなたは、どんなモノサシを使うと自分の中にある他者とのズレを測ることができるでしょう?

使うモノサシに経済価値があることが大切!


ちなみに、上記モノサシワークは「あなたが商売で強みを活かすため」に行うので、モノサシには経済価値があることが重要です。



例えば、普通の人が努力しても3しかできないことを、あなたが10できるとしましょう。

この場合、あなたは凄いですがそのこと事態に経済価値がなければ、「あなたは人より凄いことができる普通の人」です。

右のお皿の豆を左のお皿に移すギネス記録保持者

とかは、これの典型ですね。

凄いけど、凄い以上何者でもないってやつです。(笑)

これだとお金は稼げないので、「経済価値があるモノサシ」で自分の偏差がどこにあるかを図るようにしましょう。

具体的には?

・プログラミング力
・企画力
・スポーツ、文化力


などですが、これは無限にあるので自分に適したモノサシを見つけてみてください。

強みを生かして仕事のステージをアップした定金雅子さんの事例


「んー、なんだか難しくなってきた。。」という方のために、強みを生かしてビジネスのステージがググンと上がった事例を紹介します。

今日紹介するのは、かかりつけ療法士に会える育児・発達支援室ここん代表で小児発達専門作業療法士の定金雅子さん」




定金さんは現在、

・専門職の先生向け講座をオンラインで全国展開
・幼稚園保育園での発達プログラムを企画・設計
・2021年4月に発達支援室ここんを横浜市に開設


と、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍されていますが、

僕が出会った時は、その辺によくいるベビー系教室講師で、当時の定金さんの悩みは「来月どうやったらもう一人生徒さんを獲得できるか」でした。

これ、僕は違和感で仕方なかったんです。なんでかっていうと定金さんは、

・国内で小児専門の作業療法士として長年活躍
・その後アメリカ、カンボジアでも活躍
・結果、小児発達領域の知識が膨大


という実績・経歴があったから。

別にベビー系教室講師をするなと言うつもりはないんですが、それって定金さんの強みが一切活きてない。

ってことである日、「ところで定金さんはスゲー実績と経歴があるのに、どうしてベビー系教室講師をしてるんですか?」って質問しました。

で、定金さんが「えっ、それってどういう意味ですか?」と少しムッとしたのが、今の活躍が始まるターニングポイントです。(笑)

ちなみに、この話を聞いたあなたも定金さんに

という実績経歴があることを知れば、ベビー系教室講師を細々とするより

・専門職の先生向け講座をオンラインで全国展開
・幼稚園保育園での発達プログラムを企画・設計
・2021年4月に発達支援室ここんを横浜市に開設


の方が強みが活きるよね!って思いますよね。

みんな、モノサシで割り出した他者とのズレを見える化すると、強みの活かし方が分かるんです。

でも、多くの人が

・モノサシ不在
・他者とのズレが見える化できない


ので、活躍できるポテンシャルがあるのに活躍できないんですよね。

新たに習得するものではなく身についちゃってるもの


上記定金さんの事例を読んで「わ、私にはそんな輝かしいバックグラウンドありませんっ!」って言う人が多いと思いますが、強みって誰の中にも大概あります。



みんなモノサシを持ってないから他者とのズレに気づいていないだけってことが多いです。

という表現で分かるかもしれませんが、強みって努力で身につけるものじゃなくて、気がついたら身についちゃってるものです。
 
わかりやすく書くと

✕ 新たな習得
◯ 身についちゃってるものを見つける


です。

「わかったような、わからないような・・・。」という人は、

・他人にはよく褒められるけど自分では対しなことないと思ってること

を書き出してみてください。

その中に、モノサシが潜んでいる可能性は高いですよ!

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