同一の学習に対して異なる結果がでる原因は、『学び型』に違いにあるからです。
こんにちは、ビジネスプロデューサーの齊藤直です。
同じ学校で学んでいるのに、あの人はどんどん活躍し、自分は活躍できていない。
同じコーチについているのに、あの選手はどんどん成績を出し、自分は成績が伸びない。
同じセミナーに出たのに、あの人は凄い結果を出し、私はそういう結果が出せていない。
こういうこと、感じたり経験したりすること、ありませんか?
こうした同一の学習に対して異なる結果がでる原因は、『学び型』に違いがあるからだということは、ご存知でしょうか。
17年の指導歴でみつけたこと
「学び型」とは、さっき掃除をしている時に思いついた造語ですが(笑)、学びには型があります。
21歳から今日までを振り返ると、齊藤はこれまでに、
・スポーツコーチ
・障害児者へのスポーツ指導
・コンサルタントとして仕事の指導
・ビジネスプロデューサーとしての企画の指導
等を手がけてきました。
これら全てを「指導」というくくりにすると、指導歴は実に17年になります。
この17年の指導を通して肌で感じていること、それは、「学び方には複数の型がある」ということです。
学び方
今後の経験や学びでこれは増えていくかもしれませんが、現状、学び型には5つの型があると考えています。
その5つの型とは、
1.選手型
2.経験型
3.自学研究型
4.グループ学習型
5.超マイペース型
です。
全てが初耳だと思いますので、順番に解説をしますね。
学び型5つのスタイル
1.選手型
まず一つ目の選手型。
選手型とは、監督やコーチについてもらい、近くで的確な指導をしてもらうと、グングン伸びるタイプです。
選手型の特徴としては、監督やコーチから言われたことを的確にこなせること。
選手型の人は、監督やコーチの発言が例え自分の常識(思考)と異なっていても、自分の常識(思考)に一度蓋をして、監督やコーチの発言を信じ、はじめの一歩を踏み出すことができます。
2.経験型
2つ目は、経験型。
経験型とは、良く言うと失敗を学びに変えることができるタイプ。悪くいうと、どんなに事前学習を繰り返しても、自信がやってみないと(失敗しないと)理解ができないタイプです。
また経験型の人は、身体を使うことや身体を立体的に動かすイメージングに長けているという特徴があります。
3.自学研究型
3つ目は、自学研究型。
自学研究型とは、自ら調べ、情報を入手・整理し、仮設を立てて、実行するという、一連のプロセスを一人で行うことができるタイプです。
良く言うと研究者、悪くいうとオタクですね。
表現は良くないかもしれませんが、上記比喩で自学研究型がどんな人かイメージし易いと思いますし、自身が自学研究型かどうかの分別が付きやすいと思います。
4.グループ学習型
4つめは、グループ学習型。
グループ学習型とは、集団での学習を自分の学びにできるタイプです。
つまり、学校での学習がよくできた人がこの型に該当します。
年代に応じてその数と割合は異なりますが、日本人に一番多い学び型はこのタイプです。
グループ学習型の特徴としては、一つのカリキュラムで多くの生徒に指導できること。しかしその一方で、そのカリキュラムが合わない生徒は、簡単にこのその学習からあぶれてしまうということも言えます。
5.超マイペース型
最後は、超マイペース型。
超マイペース型とは、自分のペースで学べば理解が深まるものの、他者のペースで学ぼうとするととたんに理解ができず、学習が遅れ、学ぶ意欲も失うタイプです。
このように言うと、学校の「落ちこぼれ」を連想する人がいるかもしれませんが、「天才・奇才」と言われる人も、ほとんどがこれに該当します。
つまり、上記4(グループ学習型)が合わない人の多くが、この学び型に該当するということです。
学び型は2・3併せ持つ
この学び型はどれか1つだけ持っているという人は少なく、多くの人が、2・3の学び型を併せ持っていると考えています。
例えば、齊藤の場合は、
・自学研究型
・経験型
・選手型
を併せ持っており、割合を数値化すると、
・自学研究型 50
・経験型 40
・選手型 10
だと分析します。
このような物事を分類・分析した記事を書くのも「自学研究型」が強い証拠ですね。
ちなみに、選手型が10と低い数値になっていますが、これは、齊藤がコーチの指導のもとにグングン伸びるタイプではなく、コーチにある程度おしえてもらったら、そこからは自学と研究と経験で自分の能力を上げていくタイプだということを示しています。
齊藤がこういうタイプなので・・・齊藤に何らかの指導をする監督・コーチは、指導し始めて間もなく自分のやり方でアレコレやる齊藤に嫌気が差します。(笑)
あなたはどの学び型?
さて、ここまでを読んで、あなたはどの学び型に該当すると思われますか?
自己評価をするのは大変難しいことかもしれませんが、まずは自分の過去を振り返りながら、
1.選手型
2.経験型
3.自学研究型
4.グループ学習型
5.超マイペース型
のどれ(どれとどれ)に自分が該当するのかを、考えてみましょう。
過去の学習で「学びにくかったこと」から逆算をしてもいいですね。
自分の学び型が分かり、その型で学習ができると、あなたも面白いほど結果や成績を出すことができることと思いますので、是非ゲームだと思って、考えてみて下さい。