「お客さんがいない状態」が、集客に関する知識と知恵を自分に与えてくれている。
こんにちは、「事業経営と集客を体系的に学びたい自営業者の為の人気教室学園」校長でビジネスプロデューサーの齊藤直です。
先日、学園生に「足りない環境があるからこそ、人は伸びるんですよ。」というお話をしました。
これ、このブログをお読みくださっているあなたにも是非理解しておいていただきたいので、今日はこれについてお話をしますね。
お客さんがいっぱいの時は集客に頭をひねらない
あなたのお店(商売)に、お客さんがいっぱいだったとしましょう。
想像して下さい。
この時、あなたは「未来のお客さんとどう出会うか」に頭をひねることができますか?
普通、できませんよね。
なぜなら、目の前にお客さんが沢山いて、「あれくれ!これくれ!」って、どんどんリクエストをくれるのですから。
では次。
忙しい時期が去って、気がついたら、あなたのお店(商売)からお客さんが一人もいなくなりました。
あなたは、この時どうしますか?
きっと、「どうしたら未来のお客さんと出会えるのか」を、必死のパッチで考えますよね。
これはつまり、「お客さんがいない状態が、集客に関する知識と知恵を自分に与えてくれている」ということです。
ほら、「足りない環境があると、人は伸びる」のです。
伝わらないという現状が伝え方を学習させてくれている
これと同じことは、他のシーンでも言えます。
例えば、恋愛をしている時、好きだという気持ちが相手に伝わらない時、あなたはどうしますか?
どうやったら、自分の思いが相手に伝わるのかを必死のパッチで考え、
・ラブレターを書いたり
・相手の気をひく行為をしてみたり
・勇気を振り絞ってデートに誘ってみたり
しますよね。
これ、お互いに超ラブラブな時はしません。
つまり、「伝わらないという現状が、伝え方を学習させてくれている」ということです。
また、これは最近の僕なのですが、娘の勉強をみている時、娘が僕の言っていることを理解しないと「どうしたら、この子は理解できるのか」を必死になって考え、あの手この手でヒントを出したりします。
これ、もし娘が自分で文章を読んで一発で問題を解くことができたら、僕は「どうしたら、この子は理解できるのか」を必死に考えることをしません。
つまり、「理解できない娘が、僕の伝え方をトレーニングしてくれている」ということです。
「足りない環境があると、人は伸びる」のです。
あなたを伸ばしてくれる環境は?
この視点で考えると・・・今あなたの仕事力を伸ばしてくれているのは、どんな環境ですか?
ひょっとしたらそれは、
・講座にお客さんが集まらない
という環境かもしれませんし、
・教室に生徒が集まらない
という環境かも知れません。
これ、通常は「集まらない」という現状にめげて終わるのですが、僕はそういう環境を「思考を進化させる絶好のチャンス」だと捉えています。
商売をしていると、面白い程リアクションが得られる時もあれば、頑張っても頑張っても、リアクションが得られない時もあります。
商売には「波」というのが、あるのです。
どうぞ、今日を境に、その波が下り坂の時はめげること無く「今は思考を進化させるチャンスなんだ!」と思って、
・事業プラン
・集客方法
・広報手段
を、じっくりたっぷりぷりぷりぷりと、考えて下さい。
「足りない環境があると、人は伸びる」のです。
まとめ
ということで今日は、「足りない環境が人を伸ばす」というお話でした。
逆を言うと、足りている環境では、人は思考力に磨きをかけるのが困難です。
・足りている時は、一気に結果を出す。
・足りていない時は、事業プラン・集客方法・広報手段をじっくりたっぷりぷりぷりぷりと考える。
を、心がけてみて下さいね。