もし僕に「人を動かすチカラ」があるとしたら、それは3つの要因が考えられます。

「直さんの人を動かすチカラ、本当に凄いですね!コーチングの勉強はどちらでされたのでしょうか?」


こんにちは、「事業経営と集客を体系的に学びたい教室講師の為の人気教室学園」校長の齊藤直です。

先日、人気教室学園メンバーさんに、
直さんのこの人を動かすチカラ、本当に凄いですね!

私もコーチング勉強したいです^^

どこかで習得されたのですか?

と、ご質問を頂きました。

えと、僕は、コーチングを専門的に勉強したことは、一切ありません。

本は数冊読んだことはありますが、その程度です。

でも、僕は、コーチングを専門的に勉強せずとも、コーチング的なことができるのかもしれません。

その理由は、大きく3つ。
1.現役でスポーツのコーチをしているから
2.スタッフを主とした人間教育も日々行っているから
3.「伝わらない」ことは「伝え方に問題がある」という認識を常にもっているから

です。

簡単に、解説しますね。

1.現役でスポーツのコーチをしているから


もちろん、上記メンバーさんのいう「コーチング」と「スポーツコーチ」が異なることは、理解しています。

その上でなのですが、僕から言わせると、「コーチング」と「スポーツコーチ」は、本質的には同じなのです。

その本質とは、「相手の中にあるものを引き出す」ということです。

スポーツコーチのシーンでは、テクニカル(技術的)な指導はもちろんですが、

・どうしたらもっと上手くなるのか
・目標設定は合っているか
・本番で実力を発揮するためには何をすればいいのか


などを指導することも、多々あります。

これらの指導に対する答えは、指導者が一方的に教えるというよりは、対象となる選手から「解を引っ張り出す」ということを行います。

この「解を引っ張り出す」って、コーチングにも共通することなのではないでしょうか。

2.スタッフを主とした人間教育も日々行っているから


これは、僕だけでなく、事業オーナーをはじめ「部下・社員」を持つ人は、日々行っていることですよね。

僕は、部下・社員に対する人間教育って、「これをやれば100%うまくいくという方程式」は、無いと思います。

では、どうすればいいのか。

これは簡単で、対象となる部下・社員を徹底的に「気にする」ことです。

部下・社員に対する人間教育がうまくいかない場合、その一番の原因は、ボスの声掛けが、部下・社員のパーソナリティーに一致していないことです。

であるのならば、まずはボスが部下・社員を徹底的に気にして、観察して、部下・社員がどう言う人間なのか、見抜けないとダメですよね。

ちなみにこれは、子育ても同じだと考えています。

3.「伝わらない」ことは「伝え方に問題がある」という認識を常にもっているから


これは、よく教室のコーチ陣にも話しをするのですが、何らかの指導をしていて「伝わらない」という事象が起きた時は、100%「伝え方に問題がある」と、僕は考えています。

僕が主宰するスポーツ教室は、指導対象が「障害児者」ですが、例えば、知的発達障害のある生徒は、

・言語認知
・模倣学習


が、極端に苦手だったりします。

こういう生徒に対し、

・言葉で説明
・「よく見てるんだよー。」的なデモンストレーション


は、何ら意味を持ちません。

にも関わらず、

・言語指導
・模倣指導


しかできない指導者は、精一杯の指導が生徒に伝わらない場合、「生徒の認知力が低いから伝わらない」という判断をします。

これ、大間違いです。

何らかの指導をしていて「伝わらない」という事象が起きた時は、100%「伝え方に問題がある」のです。

上記の例で言えば、「伝わらない」は、指導者の指導バリエーションが少ないことが問題なのです。

つまり、「伝わらない」は、「伝え方」を変えることによって、必ず改善するのです。


ということで、ざっと書いてしまいましたが、もし僕にコーチング的スキルがあるとしたら、それは、
1.現役でスポーツのコーチをしているから
2.スタッフを主とした人間教育も日々行っているから
3.「伝わらない」ことは「伝え方に問題がある」という認識をつねにもっているから

という3つの要因があるからではないかと、考えられます。


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