築地場内の家業に学ぶ商売の原点

「商売」は、ヒト → モノ → カネ → ヒト → モノ → カネ


こんにちは、「事業経営と集客を体系的に学びたい個人事業者の為の人気教室学園」校長でビジネスプロデューサーの齊藤直です。

年の暮れ、築地に行って来ました。

fish-523838_1280

僕の友人に、元築地のマグロ屋さんがいまして、毎年暮れになると、彼のガイドで築地の場内に入り、スーパーでは決して買うことのできないお正月食材を、築地場内価格で調達することができます。

これ、僕の年末の楽しみの一つです。

今年は、豊洲に移転予定だったので、去年が最後かなーと思っていたのですが、諸々の問題で移転が先送りになったので、今年も行くことができました。

活気


毎年思うのですが、築地は商売の活気が違います。

そしてこの活気には、どこか懐かしさがあります。

この懐かしさは・・・そう、小学生の頃「直、●●買ってきて!」とお母ちゃんに言われて買い物に行っていた「商店街」です。

もちろん、僕の街にあった商店街と築地は、人の数も活気も圧倒的に違いますが、築地場内の各店舗から放出されている活気には、あの頃に味わった懐かしさがあります。

家業


場内の各店舗を見ていると、あることに驚きを覚えます。

その驚きとは、各店舗が「家業」であること。

毎年、僕が訪れるマグロ屋さんもその一つ。

足が悪く、現場で立って作業はできないおじいちゃん、バリバリ働き盛りの店主、奥さん、妹さん、アルバイトの息子さんで、戦場の様に忙しい店舗を、12月30日まで回しています。

「雇われて働く」というのが当たり前な僕達にとって、各店舗が「家業」で回っている築地はとても新鮮で、且つ、「働くことの楽しみ」を改めて僕達に教えてくれます。

現金一括ニコニコ払い


築地の場内で、クレジットカードやSuicaが使えません。(笑)

これ、築地では当たり前でしょうが、クレジットカードやSuicaでモノを買う僕達にとって、クレジットカードやSuicaが使えないという現実は、外国に行ったような錯覚さえ覚えます。

こちらでお話していますが、僕は現金商売否定派です。

否定派というか、今の時代の商売って、売買に現金を介する必要が無いのです。

そんな現代ですが、築地の場内は今も現金一括ニコニコ払いです。

この現状、僕は・・・ありだなと思いました。

なぜなら、築地場内の商売は、

・仕入れから販売まで店主が全て把握・判断できている
・一顧客との売買の時間がとても短い(一瞬)
・築地全体が現金で動いている

からです。

また、築地場内の商売には、目と目を合わせて交わす、

「毎度、ありがとうございました!」

という挨拶があるのです。

この一言が、現金商売の面白さと奥ゆかしさを出しています。

毎度ありがとうございます


僕が、商売の支払いに、クレジットカードやSuica決済を推奨しているのは、そうすることで、「商売が仕組みとして回りやすくなるから」です。

でも、築地場内の商売は「仕組み化」を求めていません。

これを求めないからこそ、家業としてその店舗を守ることができていて、次の世代・その次の世代へと、商売を継ぐことができているのです。

この「継がれる商売」でまず教わるのは、「毎度、ありがとうございました!」の一言。

この日も、今年はじめてお手伝いとして店頭に出ていた中学2年生のお兄ちゃんが、「毎度、ありがとうございました!」を、おじいちゃんから徹底的に仕込まれていました。

場内のお店は、どこを回っても会計をした時に、店員(そのお店を営む家族)全員がこちらを向いて、目と目を合わせて「毎度、ありがとうございました!」と言ってくれます。

僕は、年に一回しか、築地に行かないのです。

しかも、行きはじめてまだ数年。当然、顔と名前は一致していません。

でも、そんな僕にでさえ、店員(そのお店を営む家族)全員がこちらを向いて、目と目を合わせて「毎度、ありがとうございました!」と言ってくれます。

これを経験した時、「あぁ、これが商売の原点だな。」と思うとともに、とても嬉しい気持ちになりました。

商売の形態は様々


店舗商売・教室商売・対人商売・ネット商売・家業商売等、様々な商売に触れると、「商売の形態は実に多様」であることが、良くわかります。

これは、僕の持論ですが、「ビジネス」って

・モノ → カネ → モノ → カネ

のサイクルで回りますが、商売は、

・ヒト → モノ → カネ → ヒト → モノ → カネ

のサイクルで回ります。

そう、商売は「人から全てが始まる」ということです。

2016年の年の暮れは、築地場内で商売の原点に触れ・気づき・学びをもらうことができました。

この気付きと学びを、今年は皆さんの商売に還元したいと思います。



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする