ブログを分ける・分けないは、お客さんが同じか異なるかで判断する。
自営業1年生村上さん
齊藤さん、わたし2つの仕事を掛け持ってるのですが、この場合ブログは分けるべきですか?
さいとう
良い質問ですね!事業を複数している人は事業ごとにブログを持つ必要があるの?って悩みますよね。
結論を言っちゃうと、ブログを分ける・分けないは、お客さんが同じか異なるかで判断します。
結論を言っちゃうと、ブログを分ける・分けないは、お客さんが同じか異なるかで判断します。
自営業1年生村上さん
お客さんが同じか異なるかで判断する? それどういう意味ですか?
さいとう
ちょっと難しいですよね。では今日はこれについて開設しますね。
今日の目次
2つの仕事をしている場合ブログは分けるべきですか?
この「2つの仕事をしている場合ブログは分けるべきですか?」という質問は毎年何件も寄せられる質問です。
事業を2つ3つやっている人は「それ、私も聞きたかった!」と前のめりになっているのではないでしょうか。
かくいう僕もブログを始めた当初から事業が2つあったので、ブログは別々に書くの?一緒でいいの?って悩んでいました。
この問題、まず結論を言っちゃうと、ブログを分ける・分けないは、事業の数ではなくお客さんが同じか異なるかで判断します。
お客さんが異なるならブログは分ける。同じなら分けない。
例えば、あなたが
・釣具屋
・釣り船屋
をしているとしましょう。
この2つ、ジャンルの商売ではあるものの、売っているものは全然違います。
釣具屋が売っているのは、釣り道具。
釣り船屋が売っているは、釣り船の乗船権です。
この場合、ブログは分けたほうが良さそうですよね。
これ、マンパワー(作業力)があるなら分けても良いです。
でも、この2つの商売をあなたが一人で切り盛りしているとしたら、一人で2つのブログを書くって大変ですよね。
ということで、この場合はブログは1つでもOKです。
理由は、
・釣具屋のお客さん=釣りがしたい人
・釣り船屋のお客さん=釣りがしたい人
だから。
一方、あなたが
・焼き鳥屋
・クリーニング屋
の2つの商売をしている場合、
・焼き鳥屋のお客さん=焼き鳥が食べたい人
・クリーニング屋のお客さん=クリーニングして欲しい人
ですよね。
この場合は、商売が違うしお客さんも違うからブログは分けます。
これを分けずに、「焼き鳥&クリーニングのさいとう商店」とか言うブログをつくると、わけわかんないわけです。
お客さんが違うとブログを分けるべき3つの理由
ではなぜ、お客さんが違うとブログを分けるべきなのでしょうか?
この答えは3つあって、
お客さんが違うとブログを分けるべき理由
- お客さんが違うと言うべきことが違うから
- お客さんが違うと商品が違うから
- 分けることで特化したことが書けるから
です。
解説しますね。
お客さんが違うと言うべきことが違うから
お客さんが違うとブログを分けるべき理由1つ目は「お客さんが違うと言うべきことが違うから」です。
上記例で解説すると、あなたが
・釣具屋
・釣り船屋
をしている場合、両店ともにお客さんは釣りをする人なので、お客さんに向かって言うべきは「どうやったら釣れるか、どこに行けば釣れるか」ですよね。
これに対し、あなたが
・焼き鳥屋
・クリーニング屋
をしている場合、お客さんに言うべきことじゃ焼き鳥屋とクリーニング屋で全然違います。
焼き鳥を買いに来た人に、ハンガーにしますか?たたみにしますか?って聞くことはないですし、クリーニング屋に来た人に塩にしますか?タレにしますか?とも聞きません。(笑)
お客さんが違うと商品が違うから
お客さんが違うとブログを分けるべき理由2つ目は「お客さんが違うと商品が違うから」です。
また上記例を使いますが、あなたが
・釣具屋
・釣り船屋
をしている場合、売り物って釣り関係ですよね。
商売が違っても売るものが同じだったり近しい場合は、ブログが1つでも成立します。
これに対し、あなたが
・焼き鳥屋
・クリーニング屋
をしている場合、この2店では売り物が全然違います。
焼き鳥屋で売っているものは焼き鳥、クリーニング屋で売っているものはクリーニングですね。
この時、ブログが1つだと、同じブログで
・焼き鳥
・クリーニング
を売ることになります。
考えただけでもカオスですね。(笑)
分けることで特化したことが書けるから
お客さんが違うとブログを分けるべき理由3つ目は「分けることで特化したことが書けるから」です。
例えば、あなたが焼き鳥&クリーニング屋をしていてブログが1つだと書くことが混在して訳わかんなくなります。
でも、
・焼き鳥屋のブログ
・クリーニング屋のブログ
とブログを2つに分けた場合、焼き鳥屋ブログには焼鳥のことを存分に掘り下げて書くことができ、クリーニング屋のブログにはしみ抜き方法とかアイロンのかけ方とかクリーニングに関することを存分に書けるわけです。
ブログは分けることで特化したことが書けるようになるんですね。
ブログをわけることでうまくいった事例
自営業1年生村上さん
お客さんが違うとブログを分けた方がいい理由はわかりました。ちなみにブログを分けたことでこんな風にうまくいったよっていう事例はありますか?
もちろんありますよ。
これは、齊藤の事例がドンピシャですね。
プロフィールにも書いていますが、齊藤はブログ集客を始めた時、主催していた教室のブログを
- 自転車教室ブログ
- 水泳教室ブログ
- スキー教室ブログ
の3つに分けました。
結果、3つのブログ全てで生徒さんは満席。そればかりか、各ブログにメディアオファーが入り、AERAに掲載されたり、テレビ番組に出演したりしました。
先程「分けることで特化したことが書ける」という話をしましたが、これには続きがあって、
ブログを分ける=特化したことが書ける=専門家として認識される
のです。
2つ3つブログを書くなんて大変すぎます!
自営業1年生村上さん
3つのブログでそれぞれ取材を受けたって凄いですね!
でも・・・2つ3つブログを書くなんてちょっと大変そう・・・。
でも・・・2つ3つブログを書くなんてちょっと大変そう・・・。
それは大変だと思います。
でも、「大変!」と思う前に何のためにブログを書くのか今一度目的を整理したいです。
ブログを書く目的って、
ブログを書く目的
- お客さんに見つけらもらうこと
- お客さんから深堀りしてもらうこと
- お客さんから指名買いされること
です。
これを2つ3つの事業でするなら、ちょっと大変なんて当たり前ですよね。
とは言うものの、2つ3つブログを書く場合、全部あなたが書かなくて良いですからね。
あなたはブログを
・どんな構成で
・どこに何を書いて
・どんな導線で
・どの記事に誘導すればOK
を設計できれば、実際の作り込みはスタッフさんとかライターさんとかにしてもらってOKです。
ブログってあくまで商売のツールなので、あなたは
✕ つくること
◯ 使えること
が大事です。
事業が2つ3つってあるのは良いことですが、それらのブログを全部自分でやると1日が48時間あっても足りなくなるので、ここは気をつけてくださいね。
ブログを分ける・分けないは、お客さんが同じか異なるかで判断する
ということで今日は、「2つの仕事をしている場合ブログは分けるべきですか?」という質問にお答えしました。
ブログを分ける・分けないは、お客さんが同じか異なるかで判断します。
- 事業が異なってもお客さんが同じならブログは1つでOK。
- 事業が異なりお客さんも異なるならブログも分ける。
ここ、赤ペンチェックしておきましょうね。
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