稼げる仕事vsやりたい仕事:個人事業・フリーランスでやるべきはどっち?

やりたい仕事でやりがいとお金の両方を得られるのが個人事業・フリーランスの特権です!

自営業1年生村上さん
よく、やりがいかお金かっていう話がありますが、やりがいを取るフリーランスは、やっぱりお金を稼ぐのが大変ですね。


さいとう
村上さん、それは思い込みです!リスクを負って個人事業・フリーランスになるなら、やりたいことでしっかり稼がないといけませんよ。


自営業1年生村上さん
それはそうですが、それって理想論じゃないですか?。私の周りもみんな苦労してる個人事業者ばかりだし。


さいとう
みなさんが苦労しているのは、ビジネスを勉強せずにやりたい!っていう思いでデビューするからですよね。 やりたいことをやるためには、自分のやりたいは「どのビジネスモデルを使うと稼げるのか」学ぶことから始めないとです。


個人事業・フリーランスはやりがいとお金の両方を得よう!




上記村上さんと齊藤の会話を聞いて、「村上さんの言う通り!」と思った方にこそ、今日の記事が届くと嬉しいです。

「やりがいかお金か」という話は確かに昔からありますが、サラリーマンならまだしも、個人事業・フリーランスなのにこのどちらかしか手に入れないなんてもったいない!

個人事業・フリーランスは、この両方を得られるから独立開業する価値があるんです。

だから、迷わず両方を取りに行きましょう。

稼ぎたいだけのフリーランスがすべきはこの仕事




ちなみに、やりたい事は無いけど単純に稼ぎたいと思って個人事業フリーランスをスタートするなら、ジャンル選びが最も重要です。

結論から言うと、稼げるジャンルとは、

・ニーズがあって
・技術が必要なジャンル


です。

例えば、2021年9月現在なら、

・プログラミング
・システム開発、運用
・ウェブ制作、デザイン


などですよね。

これらはニーズがあって技術が必要なジャンルなので、

・自分の存在を知ってもらう
・過去実績をまとめたポートフォリオを見せる


ができたら、仕事はを得ることには苦労しないと思います。

やりたいことがある個人事業者はビジネスモデルを学べ




一方、「これをやりたい!」というのがある人は、自分がやりたい事はどのビジネスモデルを使うと稼ぐことができるのかをきちんと学んでからスタートすることが大切です。

なぜなら、

①稼がないとやりたいことを続けることはできないから

②見よう見まねでスタートすると高確率で失敗するから

③ビジネスはビジネスのルールに準じてやらないと自己満で終わってしまうから

です。

順番に解説しますね。

①稼がないとやりたいことを続けることはできないから




僕も「これやりたいっ!」でビジネスをスタートしたので、やりたいことがあるとまず走っちゃう(行動しちゃう)気持ちは分かるのですが、業種業態ごとにお金を得やすいビジネスモデルってあって、これを無視すると全く稼げません。

例えば士業(税理士、弁護士、社労士など)の先生なら、イベントや教室をやっても売上って安定しません。

士業の先生なら、

入り口となる単発案件の獲得→顧問契約

というルートを、1つ1つ丁寧に作ることが大切。

これに対し、パン教室の先生なら顧問契約とかはありえなくて、教室を開講してパンの作り方を生徒さんに教えるのが王道中の王道。

今なら、受講方法が「リアル」か「オンライン」か選べますよ。

商品は、単発・コース・季節商品がありますよ。

と言う感じの展開がいいですよね。

②見よう見まねでスタートすると高確率で失敗するから




見よう見まねでスタートすると高確率で失敗する最もな理由は、真似する相手と自分が違うからです。

個人事業・フリーランスをスタートする人って、個人事業・フリーランスをすでにしている人は、みんな自分の参考書と思っている人がいますが、業種業態・その人の状況に応じて、参考になる人とならない人がいます。

もっと言うと、ほとんどの人が参考にならないでしょう。

なのに、「あの人は、個人事業・フリーランスで成功してるから!」と、その背景になにがあるのかを見ずに見よう見まねで真似するから、すごい勢いでずっこける人は少なくありません。

ビジネスは真似る事は大事ですが、誰を真似ていいのかを学ぶことはその10倍大事です。

③ビジネスはビジネスのルールに準じてやらないと自己満で終わってしまうから




「やりたい!」がある人って見切り発車が得意だからまずやってみるという人が多いですが、お客さんに買ってもらうなら、自分ができることを買ってもらえる形にしておくことって基本の基本です。

例えば、知り合いや身内になら「気になったら声かけてね!」でも成立するかもしれませんが、対一般のお客さんの場合、

・価格
・期間
・サービス内容
・支払い方法
・キャンセルポリシー


などは明確にしておいて、且つどうすれば買えるのかが小学生でも分かるレベルで明確にしておかないと、買ってもらうことなどできません。

このルールを守らずにやってるから、いい商品を持っているのに消えていく個人事業・フリーランスは少ないないです。

告白します、僕は全てのやってはいけないことを経験済みです




何でこんな事をつらつら話せるのかと言うと、「これをやりたい!」で事業をスタートして、大失敗をした過去があるから。

僕は学生時代、アメリカで障害者スポーツを学んで「これ日本でやろう!」と熱い思いだけで事業を開始。

・ビジネスモデル(を知らないから)全く無視
・上手くいってそうな人を真似するけどどうにもならず
・買ってもらいたいものを買ってもらえる状態にしてないから万年買ってもらえない


と、まぁ大変でした。(笑)

今でこそ、この事業もNPO法人として、公立学校に出入りしたり、社員・アルバイト・パートさんが重数名いたりで事業展開ができていますが、「来月稼げないと終わる」という月が何ヶ月も続いたことをよく覚えています。

どう乗り越えてきたのか記憶がないほど、あのときは真剣でした。

真剣でしたけど、全部的外れでした。

スゴイ細かい話をすると、僕たちは障害者も参加できるアウトドア教室をやっていたのですが、当時は教室のことを「プログラム」って呼んでいました。

理由は、アメリカでそう読んでいたから。

でもこの「プログラム」という表現が理解されないために、誰も参加してこないんです。

でもある日、

・僕たちの事業はビジネスモデルでいうと「教室」
・行うことは「指導」


ということで

・どんな誰のためのラフティング教室をやります!
・どんな誰のためのクライミング教室をやります!


って言ったら、生徒さんがわーって来てくれたんですね。

「プログラム」という表現を「教室」に変えたら生徒が来た!っていうのは、今でもよく覚えています。

やっぱり、ルールを守るって大事です。

そうは言っても全員がうまくいくわけではないでしょ?




そうは言っても、ビジネスモデルを学ぶ・ルールを守るをしたら、みんながみんなうまくいくわけじゃないでしょ?と言う人もいますよね。

これについてはその通りですが、これはスポーツでも芸術も同じですよね。

とはいうものの、スポーツでとか芸術に比べると、個人事業って圧倒的に結果が出しやすいです。

なぜなら、個人事業は一定数のお客さんがいると成立するから。

勉強しない人ほど、個人事業でも成功する人はウルトラCみたいな特別なものを持っている人!って思っていますが、全然そんなことないです。

個人事業・フリーランスでうまいこといってる人って、シンプルで地味なことを愚直に行っている人ばかり。

そういう積み重ねが「やりたい!」を成功に導いてくれるんですね。

まとめ


なんだかんだ色々書きましたが、

①個人事業・フリーランスではお金もやりがいも手に入れることができる
②稼ぎたいだけならジャンル選びが重要
③やりたいがあるならビジネスモデルを学ぶことが重要


です。

僕はやりたい!でスタートしてめちゃくちゃ痛い思いをしたので、皆さんがそういう思いをしないお手伝いをしたいなと思っています。

お知らせ


最後にお知らせです。

8日間に亘って募集してきましたグルコン2021年秋期生募集は、いよいよ今夜23時59分で募集を終了します。

「個人事業・フリーランスでお金もやりがいも手に入れたいけど一人じゃ不安」という人は、グルコンでご一緒しましょう。グルコンには、あなたみたいな人だけが集まって切磋琢磨しあっていますから毎日楽しみながら自分の事業を育てることができますよ!

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