小学5年生の算数の「割合(売買損益)」を復習しよう!
自営業1年生村上さん
直さん、8月は頑張って色々売ったのですが、計算してみたらあんまり手元にお金が残って無いんです。これってどうしてでしょう?
さいとう
それはめちゃくちゃよくないですね。商売は利益がしっかり残って正常ですからね。ちなみに、8月は利益率何%でいくらの予定だったんですか?
自営業1年生村上さん
えっ、予定って?利益なんて、売ってみないといくら残るかわからないですよね?
さいとう
いえいえ、違います。いくら利益を残すかが先にあるから、売る数が決まるんですよ。今日はこれについてお話しましょうか。
商売は利益がしっかり残って正常
上記、村上さんのコメントを読んで「それ、私も同じです!」という人、少なくないですよね。
村上さんへのコメントにも書きましたが、商売は利益がしっかり残って正常です。
いいですか?
利益がでたらラッキー!ではなく、『利益がしっかり残って正常』です。
まずはここ、抑えておいて下さい。
次、利益が残るか否かって結果論ではなく、予定して得るものです。
どういうこと?という方のために、以下解説です。
売上げ・費用・利益
まず、商売をすると絶対に覚えるべき用語があります。
その用語とは、
・売上げ
・費用
・利益
の3つ。
あなたはこれらの言葉の意味をちゃんと説明できますか?
「なんとなくで自信無いです。」という方のために以下、解説です。
売上げ
売上げとは商品やサービスを販売して得た代金です。
いくら売れたかの合計が、売上げですね。
「顧客単価 × 販売総数」という式で理解してもOKです。
よく使うのが、月別の売上げです。
月売上げは「月商」とも言われます。
費用
費用とは、売上げを得るためにかかったお金のこと。
別名で「経費」とも言われます。
この費用は、人件費や家賃の「固定費」と、送料や材料代などの販売数に応じて変わる「変動費」があります。
費用については、この固定費と変動費の区別がちゃんとついていることが重要です。
利益
利益とは、ズバリ「売上げ − 費用」です。
村上さんが「あまり残らない!」と言っていたのと、齊藤が「予定して得るもの」と言っていたのがこれ。
この利益をいくら残すのかを考えるところから、商売のお金の計算はスタートします。
利益が残らない商売は、商売をしないのとイコールですからね。
小学5年生の算数の「割合(売買損益)」
「そういうのちゃんと勉強したいです!」という人は、まずは小学5年生の算数を学びましょう。
小学5年生の算数の「割合(売買損益)」という単元で、
・仕入れ
・利益
・定価
・割引額
が学べます。
これ、バカにしているのでもなんでも無いので、真面目に捉えてくださいね。
5年生の算数の割合の単元で学ぶ商売でも、
・利益は何割
・結果利益はいくらのですか
という問題が出ます。
ちなみに、小学5年生の算数を勉強すると
・定価
・売値
が違うものであるということも分かるので、「えっ、定価と売値って違うの?」という人はYouTubeで「小5 売買損益」とかで検索、ぜひ今日勉強を初めましょう。
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