野球で大勢したいなら、野球オタクになることだと思う。(決断=実行 より)
ビジネスプロデューサーの齊藤直です。
年末、元中日ドラゴンズ監督の落合博満さんの著書「決断=実行」を読んでいて、「野球で大勢したいなら、野球オタクになることだと思う。」という一節に出会い『なるほど』と唸った。
私の場合はプレーオタク
同書のP.111-112で、落合博満さんは自身のことをこう語っている。
私の人生を振り返れば、子供の頃の遊びは、ほかにやることがないから野球。高校や大学の野球部はやめたが、それでも東芝府中に就職したのは野球ができるから。
その野球を認められてプロ入りし、現役を退いても監督、評論家として野球に関わっている。その中である程度の成績を残すことができたのは、誰よりも野球を考えたから。
それを今では、野球オタクと呼ぶのだろう。
野球オタクといえば、記録、カードやグッズの収集などが思い浮かぶが、私の場合はプレーオタクとでも言えばいいのか。
現代の指導者の中にも、寝ても覚めても野球という人はたくさんいるはずだ。それを仕事とも言うが、オタクと表現しても間違いではないだろう。
「オタク」には尊敬が込められている
また、同書では「オタク」についてこんな風に書かれていた。
オタクと言う言葉が誕生したのは、1970年代なのだという。漫画やアニメなど大衆文化の愛好家が、互いを名前ではなく「お宅」と呼びあったこと語源となっており、私が知った頃は、いい大人なのに漫画やアニメを見ている人、漫画やアニメばかりに夢中になっている人を揶揄(やゆ)する意味合いが会ったっと思う。
だが、漫画やアニメが海外に進出し、日本の文化として定着するようになると、お宅のニュアンスも変化していく。
外国人が漫画やアニメに詳しい日本人を「漫画オタク」とあえて日本語で呼ぶなど、オタクという言葉には、その分野に極めて詳しい人という、尊敬が込められるようになったと感じる。
「あなたは漫画オタクなんですね」
「いや、まだオタクといえるほどくわしいわけではないんです」
最近ではそんなやり取りが交わされるように、オタクエキスパートの意味でもとらえられている。
齊藤直は何オタク
これを読んで「齊藤は何オタクか」を考えた。
注)*写真と以下文章に不一致がありまくりますが、写真も以下文章を描いているのも、当人です。
結果、齊藤は「ビジネスモデルオタク」だというところにたどり着いた。
大義で言えば「商売オタク」なんだろうけど、商売の中でも「ビジネスモデル」が気になって気になって仕方ない。
例えば、「うどんのチェーン店」に入ると、席数がいくつで、回転率が何割で、従業員は社員さんが何人でパートさんが何人でとかを見ちゃうのはもちろん、この店のオーナー会社はどこで、この系列以外にどんな店舗をどれだけ持っているのかとかを見る癖がある。
癖なのか趣味なのかは際どいところだけど、起きている間は365日これを考えているのは事実。
これは家族とディズニーランドに行っても同じ。
ディズニーランドのレストランに入れば、メニューの平均単価と席数それに従業員数などを、気がついたらチェックして手元で計算しているし、それがグループ売上のどのくらいを占めるのか勝手に予測している。
また、お土産屋さんでもホテルでも同じことをしている。
齊藤にとって、ディズニーランドは夢の国ではなく、超リアルな商売の国でしかない。自分でも何とも夢がない奴だと思うけど、空気を吸うようにこれをしちゃうんだからしょうがない。
という具合に齊藤は「商売オタク界」の「ビジネスモデルオタク」なので、日々1to1生・学園生の商売の相談を受けているのが楽しくて仕方無いし、もしAmazonに「商売の問題定期便」があったら、間違いなくポチってる。
Amazonさん、宜しくご検討ください。(笑)
あなたは何オタク?
次は、あなたの番。
あなたは、何オタクと言えますか?また、何オタクと言われたら嬉しさが込み上げますか?
これは、昨日書いた記事「あなたのキャスティング(配役)は何?」のワークに通ずるものがあるので、是非考えてみてください。
追伸
本記事でご紹介した元中日ドラゴンズ監督の落合博満さんの著書「決断=実行」には、商人としての心構えや商売のヒントがてんこ盛り。
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野球に興味がない人は、野球について詳しく描いてある部分を飛ばして読んでも一読の価値は十分にあるので、是非読んでみてください。