商売において、失敗はしないことが大事なのではなく、失敗から学ぶこと・同じ失敗を2度しないことが大事
こんにちは、「事業経営と集客を体系的に学びたい個人事業者の為の人気教室学園」校長でビジネスプロデューサーの齊藤直です。
僕は日々行っている学園生への事業アドバイスで、「スピードを重視」することを、口を酸っぱくして言っています。
なぜなら、商売は事業プランも大事ですが、それと同じくらい「スピード」が大事だからです。
ということで今日は、商売(事業展開)におけるスピードの重要性についてお話をしようと思います。
スピードが出ている自転車は小石で転ばない
あなたは、スピードだして自転車を漕いだこと、ありますか?
スピードを出して自転車を漕いでいるときって、少しくらいの障害物があっても、簡単に乗り越えますよね。
これに対し、今にも止まりそうなスピードで自転車をのろのろ漕いでいると、石ころ1つで自転車は簡単に横転します。
これ、商売も全く同じなんです。
商売もスピードをだしてワーーっとやっていると、少しくらいの問題が起きても、簡単に乗り越えることができます。
例えば、商売をワーーっとやっているときにクレームが入ったとしても、日々の勢いでお客様にお詫びの電話をし、一気にピンチを乗り越えることって、普通にあります。
しかし、スピードを出さすに商売をしていると、1つのクレーム処理に3日も4日もかかり、挙句の果てには「そのクレームがきっかけで商売が傾く」ということだって、あります。
この2つの違いは「商売のスピード」にほかなりません。
自転車も商売も、スピードを出すって、安定走行という観点ではとても大切なのです。
オートバイはスピードが出るほど安定する
スピードの話でもう一つ。
バイク免許を持っている人は誰もが知っていることですが、オートバイって、止まっているときが一番不安定で、走っているときに安定します。
もっというと、ある程度スピードを出しているときが一番安定していて、且つ、ハンドルを切ったときにリアクションも一番いいです。
これ、商売も同じです。
商売では、自分や仲間が、身体的にも精神的にも少しだけムリをしているときって、仕事がバンバン進みますよね。
これは、オートバイで言うところの「ある程度スピードを出して走っている時と同じ」だからです。
ほら、時間に余裕があるときに限って、仕事が全然進まなかった!ということありませんか?
それ、仕事のスピードが出ていないからです。
つまりは、オートバイも仕事も、スピードを出すって、迅速な判断・舵取りという観点では、とても大切ということですね。
他人のスピードで歩いていると疲労する
それから、スピードの話でもう一つ。
大人が子供と一緒に歩いていると、異常に疲れますよね。
あれ、なぜかわかりますか?
大人が子供と一緒に歩いていると異常に疲れる理由、それは、「自分のスピードで歩けないから」です。
理屈的には、ゆっくり歩いたほうが身体的には疲れなさそうなのですが、実際には「自分のスピードで歩けない時ほど疲れが溜まる」のですね。
これ、商売も同じです。
商売も自分の実力が9割以上発揮できている状態だと疲れ知らずで毎日頑張ることができるのですが、
・仲間から仕事が上がってこない
・何らかの要因で一時仕事を止めなくてはいけない
などがあったときって、一気に生産性が落ち、仕事が思うように進まなくなります。
これは、大人が子供と一緒に歩いていると、異常に疲れるのと同じで、「自分のスピードで仕事を進めることができないことから生まれる生産性の低下」なのです。
つまりは、歩くときも仕事のとも、ある程度スピードを出すことって、生産性を上げるというという観点では、とても大切なのです。
失敗をとっとと勝ち取れ
ちなみに、スピードをあげて商売をしていると「失敗」も早々に経験することができます。
商売をしていて「失敗をしない」って、100%不可能です。
商売をしていると、多かれ少なかれ失敗ってします。
でも、スピードをだして商売をしていると、その失敗も早い段階で経験できるので、
・経験値が高まり
・次なる策を考えることができ
・傾向と対策を上手に設計できる
様になります。
これ、商売において、超重要なことです。
失敗はしないことが大事なのではなく、失敗から学ぶこと、同じ失敗を2度しないことが大事なので、商売をしている人には「早々に失敗を勝ち取る」という観点でも、是非スピードを出して日々の仕事をしてもらいたいと思います。
まとめ
とうことで今日は、「スピードをもって商売をすべき4つの理由」というお話でした、
商売では、
・安定走行
・迅速な判断、舵取り
・生産性向上
・失敗を早々に勝ち取る
・迅速な判断、舵取り
・生産性向上
・失敗を早々に勝ち取る
という観点から、スピードをもって取り組むことがとても重要です。
是非毎日この記事を朝一番で読んで、今日からはスピード感を上げて日々の仕事に取り組んでみて下さい。