その型(動き)が身につくから、見える世界がある。
こんにちは、「事業経営と集客を体系的に学びたい個人事業者の為の人気教室学園」校長の齊藤直です。
先日の日曜日、僕が主宰する「障害児のための個別指導の運動教室」の現場指導に行って来ました。
朝10時から夜7時まで、「スイム・スイム・スイム・コンディショニングトレーニング」と、僕の体が元気になってしまうんじゃないかというハードスケジュールでした。(笑)
ちなみに、昨日の教室では、障害児者に運動指導をするのはもちろん、新たな仲間に加わった学生コーチのトレーニングも、同時に行いました。
この学生コーチのトレーニングをしていて、あることに気が付きました。
そのあることとは、
「目の前の同じ事象を見ても、僕と学生コーチでは『見えているモノ』が違う」
ということです。
原因を見つけるメガネ
例えば、水泳指導。
水泳指導の現場では、目の前の生徒を見て、僕は「この生徒は、何ができていないから、蹴伸びができていない」というのが、一撃でわかります。
しかし、学生コーチは「蹴伸びができていないのはわかる。でも、何ができていないから蹴伸びができていないのかはわからない。」のです。
これって、僕と学生コーチでは、何が違うんでしょうね?
僕は「『原因を見つけるメガネ』を持っているか持っていないかの違い」じゃないかなって、思います。
ちなみに、この「原因を見つけるメガネ」は、JINSとかに売っているわけではないので(笑)、基本的には自身の学習と経験からつくり上げるしかありません。
しかし、あることをすることで、「先輩の『原因を見つけるメガネ』を借りてみる」ということもできます。
先輩の型(動き)を体に染み込ませてみる
よく、大工さんの見習いや、植木屋さんの見習いは、同じ作業を何千回もやるところからスタートさせられますよね。
これ、何でですかね?
見習いがソレをやってくれると先輩が助かるから、ですかね?
もちろんそれもあるでしょうが、見習いに同じ作業を何千回もやらせる一番のねらいは「型(動き)を体に染み込ませること」なんです。
職人の世界にはあるあるですが、その型(動き)を身につけることによって、見える世界というのがあります。
例えば、鉋(かんな)削りや、ノミ打ちなんかが、これに当たると言われています。
これって、言い換えれば、型(動き)を身につけることで「先輩の原因を見つけるメガネを借りることができる」ということですよね。
これ、ある方向から見るとスピリチュアルっぽく聞こえるかもしれませんが、スピリチュアルとかではなく、今日も当たり前に職人さんの現場では、これが当たり前に行われている「伝承作業」なのです。
見え方を学ぶには「真似ぶ」が一番
つまり、見え方を学ぶには「真似ぶ」が一番ということです。
「学ぶ」の語源は「真似ぶ」だと言われていますが、これ本当にそうだよなって、思います。
スポーツの世界ではあるあるなのですが、有名プレーヤーのプレーをDVDで見まくってから練習をすると、異常にパフォーマンスが高いプレーができたりします。
これって、直前まで見ていた有名プレーヤーのプレーを、自分の脳ミソと体が「真似て」いるからできることなんです。
ですから、全国レベルで活躍する学校は、試合前に一流選手のプレーを選手に見せ、選手の脳と体を意図的に「ゾーン」に誘導したりもします。
「真似ぶ」の重要性は商売も同じ
ここまでは、職人やスポーツのお話しをしてきましたが、「真似ぶ」の重要性は商売も同じです。
商売では、売れている人には、必ずその人が死守している型」というものがあります。
例えば、それは、
・毎日ブログを書くこと
かもしれませんし、
・新規顧客へのフォローアップ方法
かもしれません。
はたまた、
・毎朝玄関掃除をすること
かもしれません。^^
いずれにしても、売れている人には、必ずその人が死守している「型」があります。
であるのならば、売れていない人は、売れている人の「型」は何なのかをよくよく調査して、まずは、その型を「真似ぶ」ところからスタートしたいですよね。
または、その売れている人が「いいよー」と言ってくれるのでしたら、その人の元で丁稚奉公をして、その「型」を身に着けるというのも、十分ありだと思います。
ちなみに余談ですが
僕が主宰する「事業経営と集客を体系的に学びたい個人事業者の為の人気教室学園」では、様々な「型」を学園生にお伝えしています。
なぜなら、ここまでの話でお察しの通り、商売人は売れる型を真似ぶことで売上が大きく上がるからです。
ですので、人気教室学園の学園生は、入学と同時に、様々な学園の型を学ぶことからスタートしていただき、且つ、毎月の授業でも商売の型を次々にお伝えしています。
この学園、これまでは完全クローズド開催だったのですが、「学園で何をやっているのかとても気になります!」という声が多かったので、8月9月に学校公開をしてみようかなって考えています。
もしよかたら、あなたも学校公開に参加、「学園の型」を覗いてみてくださいね。