あなたがすべきは、商品を買ってくれるかもしれない人数(見込み客数)を増やすこと。
自営業1年生村上さん
齊藤さん、あの手この手で売り方工夫しているんですけど、頑張っても頑張っても売上があがらないんですよね。
さいとう
そうなのですね。ちなみにあの手この手って、具体的には何をしているのですか?
自営業1年生村上さん
例えば、タイトルをキャッチーにしてみたり、ブログの動線を見直してみたり・・・。
さいとう
それは、効果出にくいですよね。仮に効果があっても得られる結果は少ないと思います。理由は、村上さんが必死のパッチで頑張っていることって変化が起きにくい2割の方だからです。
今日の目次
あなたが売れないのは売り方の工夫を頑張っているから
上記、村上さんへの齊藤のコメントを読んで
「えっ、どういうこと?」
「私も同じ悩み持ってて村上さんと同じことやってるけど、これダメなんですか?」
っていう人、きっと多いですよね。
ダメっていうんじゃないんですけど、売上を増やすために、
・タイトルをキャッチーにする
・ブログの動線を見直す
って、劇的な変化は見込めないんですよね。
理由は、それらは変化が起きにくい2割の方だから。
劇的な変化を見込むなら、変化が起きやすい8割の方に着手しないとです。
変化が起きやすい8割というのは、上記の例なら『見込み客を増やすこと』です。
売上を増やしたいなら商品を買ってくれるかもしれない人数(見込み客数)を増やす
結果を出す人が手を出すのは、変化が起きやすい8割の方です。
一方、結果が出ない人は常に変化が起きにくい2割の方をいじっています。
この典型が、上記村上さん。
売上を増やしたいなら、商品を買ってくれるかもしれない人数(見込み客数)を今の2倍5倍10倍にするのが最も早い手段です。
売上を増やしたいときにすべきこと
- ✕ タイトルをキャッチーにする、ブログの動線を見直す
- ◯ 商品を買ってくれるかもしれない人数(見込み客数)を増やす
が正解。
着手するのは、変化が起きにくい2割ではなく、変化が起きやすい8割の方です。
売上を増やすために見込み客数を増やすべき3つの理由
なぜ、売上を増やすために商品を買ってくれるかもしれない人数(見込み客数)を増やすべきなのでしょうか。
この理由は、
商品を買ってくれるかもしれない人数(見込み客数)を増やすべき理由
- 購入率を上げても売上は爆上げしないから
- 購入率が同じ場合分母が大きければ売上は大きくなるから
- 分母(見込み客)を増やすことは誰にでもできるから
です。
順番に説明しますね。
購入率を上げても売上は爆上げしないから
商品を買ってくれるかもしれない人数(見込み客数)を増やすべき理由1つ目は、購入率を上げても売上は爆上げしないからです。
多くの商品を売りたい!と思った場合、みんなが頑張るのが「売り方を変えること」です。
でもね、売り方って変えても大した結果に結びつかないんですよ。
もちろん、LPはイケてないよりイケてる方が良いですし、陳列は汚いよりきれいな方が良いです。
でも、売り方を変えて購入率があがっても、結果売上も劇的な変化は出ないんですよ。
理由は、購入する母数(分母)に変化が無いから。
数字で見るとよく分かるのですが、仮に5%の購入率が10%になったとしても、
見込み客100人 × 購入率5% × 単価5000円 = 2.5万円
↓
見込み客100人 × 購入率10% × 単価5000円 = 5万円
です。
ちなみに、購入率を倍にするなどは基本的に不可能なこと。
不可能に近いことをしても、得られる変化ってこのくらいなんです。
購入率が同じ場合分母が大きければ売上は大きくなるから
商品を買ってくれるかもしれない人数(見込み客数)を増やすべき理由2つ目は、購入率が同じ場合分母が大きければ売上は大きくなるからです。
先程は購入率を増やしてみましたが、LPを見る人数(見込み客数)が増えたらどうなるのでしょうか?
先程の式を使って、LPを見る人数(見込み客数)が100人→200人になったとしましょう。
すると起こる変化は、
見込み客100人 × 購入率5% × 単価5000円 = 2.5万円
↓
見込み客200人 × 購入率5% × 単価5000円 = 5万円
となります。
結果は同じ5万円ですが、購入率を倍にするのはほぼ不可能なのに対し、見込み客を倍にするのはほぼ100%できます。
もっと言うと、見込み客数を3倍5倍10倍にすることだって努力次第で全然できます。
仮に10倍になったら、
見込み客100人 × 購入率5% × 単価5000円 = 2.5万円
↓
見込み客1000人 × 購入率5% × 単価5000円 = 25万円
です。
見込み客数が増えるパワーって凄いですよね。
分母(見込み客)を増やすことは誰にでもできるから
商品を買ってくれるかもしれない人数(見込み客数)を増やすべき理由3つ目は、分母(見込み客)を増やすことは誰にでもできるからです。
上記を読んで「そりゃぁ、見込み客数が10倍にできたら良いけど、そんな事できないよ。」って思っている人も多いと思います。
これ、違うんです。
見込み客数を多くすることは、できないことではなくやっていない(逃げている)ことです。
それに対し、購入率を爆上げすることは事実できないこと(ほとんどの人に不可能)なんです。
「できない」と「やらない」って、全然違うんですよ。
例えば、宿題ができなかったというのは「=やらなかった」んですよね。
宿題をやらない理由は沢山あっても、できない理由ってそうそうないです。
これに対し、予習問題が解けなかったは、「できなかった」ことです。
これはやったけどできなかった「=できないこと」ですね。
この違い、わかりますか?
これと同じことが見込み客・購入率にも言えるんです。
見込み客を増やすことは、やっていない(逃げている)だけでできること。
購入率を上げることはほとんどの人ができないことです。
見込み客数が増えたから売上が増えた事例4選
自営業1年生村上さん
商品を買ってくれるかもしれない人数(見込み客数)を増やすべき理由はわかりました。ちなみに、見込み客数を増やしたことで売上が増えた人って居るんですか?
もちろんいます!
っていうか、齊藤のコンサルティング生で売上が増える人はほぼ全員がこのパターンです。
具体的に紹介しますね。
WARAリズム普及委員会さん
赤ちゃんの「寝ない・食べない・ひとり遊びできない」を解消する運動あそび WARAリズム®を展開するWARAリズム普及委員会さんは、昨年夏頃まで会の運営を安定させることに必至でした。
しかし、1年ちょっとかけて
・WARAリズムを導入したい保育園との出会いを増やした
・WARAリズムを学びたいベビー系講師との出会いを増やした
ことで、現在は
・全国12の保育園で導入され指導に大忙し
・講師養成講座は毎月満席が当たり前
となりました。
ちなみに、大学との共同研究も始まることが決まり、事業は大忙しの毎日です。
紙バンド作家の村田美穂さん
紙バンド作家の村田美穂さんは、ブログとインスタを頑張るでもなく辞めるでもなくマイペースで運営、声をかけたら集まる生徒さんに講座展開をしていましたが、
・ブログ、インスタは歯磨きのように毎日取り組む
・インスタライブでファンと交流する
・いつから●の販売を始めようと思います。の予告をする
をしたところ、
・出版記念の紙バンドミニチュアキットセット・完売
・はじめて販売したスタート講座・満席
・新しく作ったマスター講座・満席
と素晴らしい成果を上げられました。
松岡恵美さんと定金雅子さん
先日の記事でも紹介した
・整体師でヨガインストラクターの松岡恵美さん
・小児発達専門作業療法士の定金雅子さん
も、見込み客が増えたから売上がグンと伸びた人です。
こちらの記事では「インスタで事業を拡大したお二人」として紹介しましたが、今日の内容を含めてフローを書くと
インスタを歯磨き理論で頑張った
↓
見込み客が増えた
↓
売上が増えた
です。
全部つながっている話なんですね。
見込み客増って短期ではできませんよね?
自営業1年生村上さん
みなさんすごい活躍ですね!私もそうなりたいです。
でも、見込み客って短期に増やすことってできませんよね?
でも、見込み客って短期に増やすことってできませんよね?
はい、基本的に見込み客を増やすのは長期戦です。
だから、見込み客を増やすには、ブログ・SNSなど毎日淡々とやればいいものが適しているわけです。
強いて言えば、売れている人とコラボイベントをしたりすると、短期に見込み客リストは増えたりしますが、この場合もリストが増えただけでその人が見込み客になっているかと言えば、疑問が大きいです。
「見込み客=ファン」と定義するなら、見込み客は時間をかけてゆっくり丁寧に育てるのが良いわけです。
ここは誰もがショートカットしたがるところですが、基本的にショートカットする術は無いので、じっくり育てるためには?を考えて取り組んでみましょう。
売上を増やすために見込み客数を増やそう!
ということで今日は、「あなたが売れないのは売り方の工夫を頑張っているから」というお話でした。
重要なので今一度まとめますと、
- 売り方を工夫しても売上は劇的に変化しない
- 売上を増やしたいなら見込み客数を増やす
です。
今日からの集客は、ここを意識して取り組んでみましょう。
見込み客数を増やす方法を知りたい!
「見込み客を増やす必要性はわかりました。でも自分ごとで考えると、私の場合何をどうすれば見込み客が増えるのかわかりません!」という人は、グルコンに来てください。
グルコンでは、先輩の事例のシャワーは浴び放題+あなたにあった見込み客の増やし方を齊藤が二人三脚でお伝えします。
ここはスキップできないところなので、一緒に頑張りましょう!
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