能力の輪の内側=好き・興味がある・得意
自営業1年生村上さん
齊藤さん、質問です。私、このジャンルで行こうって決めてブログを書いているのですが、続かないし、読者さんにつっこまれて困ることがあるんです。これってどうしたら良いでしょうか?
さいとう
村上さん、それって能力の輪の外側のことをやろうとしているのではないですか?基本的に能力の輪の外側のことをやるとうまくいきませんよ!
自営業1年生村上さん
能力の輪?外側?一体何のことですか?
さいとう
はい、人間みんな能力の輪というものがあると言われています。この輪の中にあるのは、好き・興味がある・得意の3つ。
この輪の内側にあることをすると成功確率が高く、この輪の外側にあることをすると成功確率が低いって言われているんですよ。
この輪の内側にあることをすると成功確率が高く、この輪の外側にあることをすると成功確率が低いって言われているんですよ。
今日の目次
個人事業者は「能力の輪の内側」で仕事をしよう!
「これやりたい!で起業するけどうまくいかない人」ってよくいますよね。
こういう人は、能力の輪の外側のことをやろうとしている可能性が高いです。
能力の輪の外側とは、
能力の輪の外側
- 特に好きでもないこと
- 興味がないこと
- 得意じゃないこと
です。
あなたがやろうとしていることは、この3つのどれかまたは全部に当てはまりませんか?
もし当てはまったら、 あなたがそのジャンルで成功収める可能性はとても低いです。
なぜなら、あなたが取り組むそれが「能力の輪の内側」にある人にはかないっこないから。
能力の輪=好き・興味がある・得意
さっきから出てきている「能力の輪」という言葉は、聞いたことありますか?
能力の輪とは、好き・興味がある・得意を囲む輪のこと。
基本的に、能力の輪の内側(好き・興味がある・得意)にあることをすると成功確率が高く、この輪の外側にあることをすると成功確率が低いと言われています。
理由は、能力の輪の内側には以下3つのエネルギーが働いて、能力の輪の外側にはこのエネルギーが働かないから。
では、好き・興味がある・得意にはどんなエネルギーがあるのか、それぞれ見てみましょう。
好きのエネルギー
好きなことをするときって、早起きしたり、「えっもう夕方?」ってなったりしますよね。
好きなことって、自分がやりたくて取り組むことなので、自分の内側からものすごいエネルギーが湧いてくる+やってもやっても飽きることなく、エネルギーが尽きません。
限度があるエネルギー vs 無制限のエネルギーで勝負した場合、どっちが勝つでしょう?
ってこんなの考えなくてもわかりますよね。この勝負で勝つのは無制限のエネルギー、つまり「好き」の力です。
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますよね。この「好きこそ」が今日ここで話している好きのエネルギーです。
興味のエネルギー
興味があるっていうのも、ものすごいエネルギーが内側から湧いてきます。
「調べ物をしていたら夜0時を回ってた!」
「◯◯の使い方をYouTubeで見ていたら3時間経ってた!」
なんていうこと、ありますよね。
これが興味のエネルギー。
興味関心があることって、それについてもっと知りたい・詳しくなりたいという気持ちが働くので、ここにも時間と労力を膨大に注ぐことができますし、これをしても基本疲れません。
ちなみに、この興味って内側から湧いてくるもので、外側から与えられるものではないです。
なので、余談になりますが小学生の頃先生に「興味がないものにも興味を持て!」なんて言われましたが、これは無理ってもんです。
得意のエネルギー
得意っていうのはとてもずるいエネルギー。
なぜなら、ダメージが限りなく0だから。
苦手なことを1やるときって、苦手だから10とか20とかときには50とかのエネルギーが吸い取られます。
一方、得意なことの場合、同じ1をするにしても、得意だからそれに必要なエネルギーは0.1とか0.2とかで済みます。
つまり、得意=疲れない=ダメージが限りなくゼロということ!
得意なことをしなさいと言われるのは、このためなんですね。
ウォーレン・バフェットの言葉
世界一の投資家として知られるウォーレン・バフェットさん言葉に、
人間は、自分の「能力の輪」の内側にあるものはとてもよく理解できる。
だが「輪の外側」にあるものは理解できない、あるいは理解できたとしてもほんの一部だ。
という言葉があります。
これはつまり、好き・興味がある・得意はとても良く理解できるけど、嫌い・興味なし・苦手は理解することそのものが難しいよってことですね。
嫌い・興味なし・苦手は理解することそのものが難しいので、このジャンルで行こうって決めても「ブログが続かないし、読者さんにつっこまれて困る」ということが起こるわけです。
世界一の投資家が言うんだから、ここには真理がありそうです。
好き・興味がある・得意を仕事にしている人
自営業1年生村上さん
能力の輪の内側にあることをやった方がいいっていうことはよくわかりましたが、それを実践できている人っているんですか?
もちろんいますよ。
今日は能力の輪の内側を実践しているからめちゃくちゃ人気がある二人をご紹介します。
練り切り教室HALEの藤本宏美さん
藤本さんは練り切り教室の先生。
和菓子の先生じゃないですよ、練り切りの先生です。
こちらを見てください。めちゃくちゃ綺麗ですよね。
これ全部、藤本さんの作品。
何で練り切り専門でできるのかって言うと、藤本さんの能力の輪の内側に練り切りがあるから。
藤本さんは、能力の輪の内側に練り切りがあるので、朝から晩まで練り切りしてても飽きません。(笑)
そんな専門家の藤本さんの教室は、毎時告知するとすぐに満席です。まぁ、納得ですよね。
紙バンドで楽しくミニチュアハウスの村田美穂さん
二人目は、紙バンドでミニチュアをつくる村田美穂さん。
村田さんは、紙バンド×ミニチュアの第一人者。
こんな綺麗で素敵な作品を紙バンド(クラフトバンド)だけでつくります。
凄い世界観ですよね。
ちなみに、村田さんは「紙バンドで楽しくミニチュアハウス 」という本も出されています。
これ、紙バンド×ミニチュアが能力の輪の内側にあるからできること。
「私には好きも得意もありません!」そんな時は・・・
自営業1年生村上さん
お二人ともすごいですね!能力の輪の内側にあることをすることの重要性がわかってきた気がします。
でも、お二人のような好きや得意がない人はどうしたら良いのでしょうか。
でも、お二人のような好きや得意がない人はどうしたら良いのでしょうか。
良い質問!
ここまでを読んで、「私、得意なこと無いし・・・」という人もいますよね。
そんな人は、「過去3ヶ月取り組んだこと」を思い出してノートに書き出してみましょう。
3ヶ月が難しい人は1ヶ月でもいいです。
結論過去3ヶ月で一番取り組んだこと・多くの時間を費やしたことの中に、好き・興味・得意は隠れている可能性があります。
ちなみに、好き・興味・得意の3つが揃ってなくていいですからね。
・好きじゃないけど、めちゃくちゃ得意。
・得意じゃないんだけど、めちゃくちゃ好き。
もOKです。
好き・興味・得意のどれか1つがあれば、それはあなたの能力の輪の内側にある可能性が高いので、ぜひ過去3ヶ月を振り返って何を多くやっていたかを書き出してみましょう。
まとめ
ということで今日は、「個人事業者は『能力の輪の内側』で仕事をしよう!」というお話でした。
能力の輪の内側を仕事にすると成功する可能性が高く、やりたいからと言って能力の輪の外側に手を出すと成功する確立はめちゃくちゃ低くなります。
ぜひ自分の能力の輪の内側を見つけて、それを自分の商品にしてみましょう。
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