当時4歳の僕も今は37歳で「ゲームを買える経済力」はあるわけです。
こんにちは、「事業経営と集客を体系的に学びたい個人事業者の為の人気教室学園」校長でビジネスプロデューサーの齊藤直です。
先日、任天堂の新たなゲームマシン「任天堂スイッチ」が発売されましたね。
写真元:www.nintendo.co.jp
これに先立ち、任天堂では、今年1月に都内で大きな体験イベントを実施しました。
後日、日経新聞では「株価vs.コアファンの支持 任天堂スイッチの行方」と題して、任天堂スイッチについて、記事が書かれたいましたね。
写真元:www.nikkei.com
ちなみに、任天堂スイッチの体験イベントでは、こんな調査結果が出たそうです。
写真元:www.nikkei.com
これを見て・・・何か気が付きましたか?
そう、主なユーザーの声の平均年齢が・・・30歳以上、つまり「大人」なのです!
今日は、ここに着目して「ターゲット」についてお話をしたいと思います。
ターゲットは「元こども」
任天堂と言えば、ファミリーコンピュータ(通称ファミコン)ですよね。
写真元:https://matome.naver.jp/
ファミコンは、1983年7月に販売され、社会的な大ヒットとなりました。
当時、僕は幼稚園生で、おじいちゃんにねだってねだってファミコン買ってもらったことを、今でもよく覚えています。
しかし、両親が「自宅にファミコンがあると、ファミコン中毒になる!」ということで、ファミコンはおじいちゃんの家に設置されました。
でも、そんなことで僕がめげる訳はなく(笑)、毎週土曜日早朝になると、自宅をこっそり抜け出し、おじいちゃんの家の玄関をガンガン叩いて、早朝からファミコン(マリオ)に没頭していました。
当時、ファミコンは大人も子供も夢中になりましたが、やっぱり主役は子供でした。
経済的に裕福だった友達のお家には、ファミコンのカセットが100本200本とあり、とても羨ましかったことをよく覚えています。
そんなファミコン世代は・・・今は何歳(いくつ)になっているでしょうか?
ファミコンが発売された1983年当時、僕は4歳でした。
そして、その僕は、今37歳です。
あれ??何かの年齢と近いですね。
そうです!今回任天堂スイッチの体験イベントで「主なユーザー」として声が上がっていた人たちの平均年齢が、まさに僕と同世代(=ファミコンドンピシャ世代)なのです。
つまり任天堂スイッチは、ファミコン世代(元子供)を主なターゲットとした商品だということです。
ターゲット設定という視点
このように、「誰をターゲットとしているのか」という視点で、世の中にある商品やサービスを見ると、今までと全く違った見え方ができます。
例えば、上記任天堂も所属するゲーム業界は、今や「元こども」が完全なるメインターゲットです。
現役の子どもを主たるターゲットとしたDSなどの商品もありますが、そもそも論で、30年前に比べ、子どもの数が少ないわけですから、ゲーム業界は、ここを主ターゲットとするわけにはいかないのです。
絶対数が少ない=販売数が少ない=商売にならない
ですからね。
世界を股にかける会社は、ここまで考えて、商品の主ターゲットを決めているんですね。
あなたのターゲット設定はあってる?
これをヒントに、考えてみましょう。
あなたがいま提供している商品やサービスは、ターゲット設定があっているでしょうか?
どんなに良い商品やサービスも、ターゲット設定が正しく行われていないと、数売ることことができません。
また、どんなに良い商品やサービスも、ターゲット設定が正しく行われていないと、正しい社会評価を受けることもできません。
ターゲット設定で、商売の右左は大きく変わってしまうのです。
ターゲット設定ワーク
ということで、今からワークです。
まずは、ノートを準備。
準備したノートの左側に、「今あるあなたの商品」を箇条書きだしましょう。
次に、その右側に各商品のターゲットを(できるだけ詳細に)書き出してみましょう。
ここまでできたら、各商品とターゲットを俯瞰して見て、それらのマッチングが正しく行われているかどうか、再考察してみましょう。
準備したノートの左側に、「今あるあなたの商品」を箇条書きだしましょう。
次に、その右側に各商品のターゲットを(できるだけ詳細に)書き出してみましょう。
ここまでできたら、各商品とターゲットを俯瞰して見て、それらのマッチングが正しく行われているかどうか、再考察してみましょう。
ちなみに・・・このワークを行う際には、「同行他社の商品とその商品に対するターゲット」も書き出し、同業他社のソレと自分のソレを見比べてると、他社とあなたの会社(仕事)との差別化ポイントが一瞬で浮かび上がってきます。
こういう地味なワークが、業界で一歩抜きん出るためにはとても大切ですので、ぜひ実践してみてくださいね。
まとめ
ということで今日は「任天堂スイッチのターゲットは『元こども』」と言うお話でした。
上記ターゲットワークはかなり地味ですが、本当に本当に大切なワークですので、是非やってみて下さいね。