売上は、日商でも週商でもなく「月商」で考えよう

「日商×頑張れば確保できそうな月の稼動日」という計算式は、危険です。


こんにちは、「事業経営と集客を体系的に学びたい個人事業者の為の人気教室学園」校長の齊藤直です。

学園生と売上のお話をしている時には、決まって、

「売上は、日商でも週商でもなく『月商』で考えましょう。」

と、お話をしています。

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これには、理由があります。

日商から算出する月商は、ほぼ幻想


売上って、日商で考えると、

●円×25日(頑張れば確保できそうな月の稼動日)=月商

と算出しますよね。

でもこれって、

あなた、本当に「×25日」とかで働けるの?

って話になるのです。

特に女性の場合、

・家事
・育児


にも忙しい方が多いので、「一月の稼働日数」に制限がありますよね。

ということで、

「●円×25日」などという計算式で月商を算出すると、その月商は、ほぼ間違いなく「幻想」に終わります。

では、日商・月商の算出はどのようにすれば良いのか


では、日商・月商の算出はどのようにすれば良いのでしょうか。

これは簡単で、

1.まず欲しい月商を決めます

次に、

2.一月に働ける日数を「最低日数」で出します。

その上で、

3.欲しい月商 / 一月に働ける最低日数

という計算をします。

この計算をすると、「1日に確保すべき日商」がでます。

これが、本来あなたが稼ぐべき「日商」です。

日商は、ほしい月商から割り算で算出するのが、セオリーです。

「売値の算出」は、更に割り算をする


ちなみに、上記で出た日商を「1日に対応できる生徒さん数」で割ると、一人あたりからいただくべき売値(参加費)が算出されます。

この計算式を使うと、きっと、今あなたが設定している売値(参加費)よりも、「高い売値(参加費)」が算出されると思いますが・・・

その金額こそが、あなたが本来設定すべき「売値(参加費)」なのです。

この「売値(参加費)」で売れば、あなたが本来得たい月商は得ることが難しくありません。

超どうでもいい主観は捨てろ


でも、あなたはこの式で算出された「売値(参加費)」を見て見ぬふりをしていませんか?

具体的には、あなたはこの「売値(参加費)」を見て、

・これは高い気がする
・まわりはこんな価格でやっている人はいない
・一人からこんな参加費はいただけない


などという、「超どうでもいいあなたの主観」を入れて考え、あなたが納得できる価格まで売値(参加費)を下げていますよね。

それをするから、あなたは本来欲しい月商が、いつまでたってもてにはいらないのです。

さらっと言いましたが、

・これは高い気がする
・まわりはこんな価格でやっている人はいない
・一人からこんな参加費はいただけない

という考えは、「超どうでもいいあなたの主観」です。

そして、その主観は、商売人にとって邪魔なものでしかありません。

そもそも論で、あなたの経済観念であなたの商品の売値(参加費)を考えることは、お客さんのためになっているのでしょうか?

これ、多くの場合がNOです。

あなたの売値(参加費)を評価する人は、あなたではなくお客さんです。

これ、肝に銘じておきましょう。

すべき努力は、どうしたら高値で買ってもらえるかを考えること


ということで、まずは、

ほしい月商 / 月の稼働日数 / 1日当たりの参加人数=参加費

で算出した売値(参加費)を、一度お客さん(生徒さん)から頂いてみましょう。

仮に、上記式で出した金額が、今のあなたの売値の2倍だった場合、何をどうしたら、その2倍の売値で買ってもらえるかを、考えましょう。

あなたがすべき努力は、「安売り」ではなく、「どうしたらその高値で買ってもらえるかを考えること」です。

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